2020年7月30日
ワンナイトを愛する罪な男×美形ナルシスト王子、体は素直なシーソーラブ!
昼は冴えないヒラ社員。
けれど夜になれば、視線ひとつで腰を砕く男たらし。
2つの顔を使い分け、裏川忍、タチ人生を謳歌中!
…だったのだ。
馴染みのゲイバーに、いけ好かない営業部のナルシスト王子、表屋ヒカルが来るまでは。
入り浸るヒカルのせいで夜遊び出来ない日々は続き、
自分のオアシスを取り戻すため、ついに忍は決意した。
「…待ってたろ?俺に声かけられるの」
ーーー後悔するぐらい、溺れさせてやると。
※「そんなに言うなら抱いてやる」1巻表紙裏あらすじ参照
まず申し上げますと、にやま先生の「そんなに言うなら抱いてやる」1巻は私的ベストBL漫画殿堂入り間違いなしの作品です…!
「そんなに言うなら抱いてやる」1巻のざっくりあらすじ
内容はまさに王道ラブコメBL漫画。
普段は地味な見た目のリーマン主人公が実はめちゃくちゃカッコいい攻めで、しかもそれを自分でも自覚しているので2つの顔を上手く利用して楽しく人生謳歌してたのに、突如自分のテリトリーに割り込んできたナルシスト受けくんに調子を崩されてしまう…と、そんな内容。

設定自体は王道なんですが、振り切った感じのキャラクター設定が本当に魅力的なんですよね。
攻めの忍(しのぶ)はとにかくタチとしてめちゃくちゃ色っぽくて男前。
普段はあんなにダサいのに…とギャップに萌えてたまりません。
受けのヒカルはイケメンなナルシスト王子なんですが、天然な性格もあって嫌味にならず、すごくかわいいんです。
所々に出てくる脇役キャラも味があって愛嬌があり、さすがはにやま先生!と唸ります。
そしてさらに、にやま先生の画力の高さはもう素晴らしいですよね!!
とにかく絵が上手い!上手すぎる!!
どこでそんな画力を手にしたんですか!?と言いたいくらいレベルが高いんです。
しっかり肉付きのある絵柄なんですが、肉付きが良すぎるという感じでもなく、受けキャラもちゃんとしなやかな美しさを感じられるシルエットがイイ…
ガチムチ系が好きな方も、そうじゃない方も、どちらにも対応しているような、そんなにやま先生の絵柄が魅力的。
にやま先生に関する情報はコチラの記事をご参照ください!▼
そしてエロシーンもしっかりあるのが嬉しいポイントですよね(笑)
エロシーンはしっかりしているものの、激しすぎるってほどでもなくて、私的にはBL漫画として丁度良く満足できる配分といったところ。
内容も王道だし、万人受けする絵柄だし、BL漫画初心者の方にも受け入れやすいんじゃないかな?と思います。
エロシーンがしっかりあるので、これを読めばBL沼にハマってしまう人が多いのでは…なんて思ったりもします(笑)
それでは、ここからは「そんなに言うなら抱いてやる」の詳しいあらすじと感想に入ります!
※ネタバレも含みますのでご注意ください。
まさに王道ギャップ萌え!裏川忍の2つの顔が魅力的※ここからはネタバレ注意
とある会社のヒラ社員、見た目はモサくて仕事もそこそこ、とにかく目立たない地味男の裏川忍が「そんなに言うなら抱いてやる」の主人公。
そんな地味な忍に対して真逆な位置にいるのが営業部のエースで社内で一番を誇る美男子の表屋ヒカル。
社内の女子にプリンスと評されてモテモテのヒカルはかなりのナルシストで、ダサい忍に嫌味を言うこともあり、忍としては嫌な存在。
だけどそんな冴えない忍には実は裏の顔があった!
ここが「そんなに言うなら抱いてやる」の最大の魅力。
裏川忍の裏の顔は、めちゃくちゃイケてるタチ専のゲイだったんです。

これが本当にイケてる!カッコいい!!
ギャップ萌えの極みですね。
普段かけているダサ眼鏡は外し、髪型も無造作にかき上げたおしゃれスタイルで、服装もおしゃれ。
さらにはいつもの猫背までなくなっているもんだから、自信に満ち溢れた超イケメンになっちゃうんです。
この振り切った王道設定を上手く描けるにやま先生は本当にスゴイ。
行きつけのゲイバーでは、もちろん男にモテモテで遊び放題の忍。
1回限りの関係を楽しむライトな付き合いをして日々のストレスを発散している忍は、ある意味本当のリア充と言えそうですよね(笑)
昼間は地味なヒラ社員、夜はタチ専のイケメンゲイとして日々人生を謳歌していた忍…なんですが、なんといつものゲイバーに突如現れた表屋ヒカル!
なんで急にゲイバーなんかに!?と思わず挙動不審に陥る忍。
でもあまりにも普段の忍と夜の忍には雰囲気に差があるのでもちろんヒカルには正体がバレません(笑)
そしてなぜヒカルが突然ゲイバーに現れたのかというと…実は単なる興味本位(笑)
ナルシストで単純思考なヒカルは、同僚との会話の中で「同性に認められてこそ真にモテる男」という考えにたどり着き、ゲイバーに行って男にモテようとしたんです。
ヒカルはてっきりゲイバーで引く手あまたと思いきや…そこで一番人気だという忍は自分に見向きもしない。

当たり前です、だって忍は夜の顔がバレたくなくてヒカルをあえて避けてるんだからね(笑)
このすれ違いも面白い見どころポイント。
そんな忍の事情も知らないヒカルは
「なぜ彼は自分に興味を持たないのか!?」
と気になってしまい、結果ゲイバーに通う事になってしまうんです。
ああヒカル…自信過剰なナルシスト過ぎてかわいいったらありゃしない…(笑)
ナルシスト王子はかなりちょろい?表屋ヒカルの天然思考が面白い
表屋ヒカルのナルシストっぷりは「そんなに言うなら抱いてやる」の面白見どころポイントでもあります!
とにかく自分に自信がありすぎるヒカル。
だからこそ、自分に声をかけてこない忍が気になってしょうがないんですよね。
そんな様子もコミカルに描かれていて、にやま先生お得意のコミカルさが読んでいて楽しいです♪
一方忍はヒカルに対してバレないかヒヤヒヤ…して避けてたんだけど、あまりにもいつもゲイバーにいるものだから、どうにかしてゲイバーから追い出してやろうと考えて…!?
なんとちょっとお灸を据えてやろうと自分からヒカルに声をかけにいくんですよ!
これにはヒカルもつい喜んじゃって自尊心爆上がり(笑)
かわいいなもう!
ヒカルを酔わせて自宅まで送っていき、お灸を据えるべく、ついに本性を見せちゃう忍。
ヒカルが酔ってるのをいいことに、無理矢理キスをして、さらには手でイかせようとするんです!
さすがは百戦錬磨のタチ専、テクニックがすごくてヒカルはすぐイっちゃう…なんてちょろいの…
ただ、忍の方もヒカルを見てつい興奮してしまい!?
自分もヒカルの太ももを借りて疑似セックスで処理しちゃうんです。
そこで実はヒカルの見た目が自分の好みのタイプだとしみじみ感じてしまう忍…あれ、何か変わりはじめている!?なんてここで思っちゃう…
まぁそれも分からないではない。
だってヒカルの感じ入ってる顔がとにかく色っぽいんだもん…
気を失ってしまったヒカルを置いて立ち去る忍なんですが、そこで忍は自分の愛用のライターをヒカルの家に落として行ってしまいます。
ここからがヒカルの自意識過剰思考ラッシュの始まり(笑)
ヒカルは、家に来る口実のためにライターをわざと置いていったのだと盛大に勘違いし、いつ来るのか待ちわびてしまうんです。
さすがはナルシスト王子、自分に惚れていると信じて疑わないご様子!
でも待ちわびている自分が忍に惹かれているという事実には気付かないフリをしているようで、ちょっとせつない雰囲気も…
待てど暮らせどライターを取りに来ない忍に業を煮やしてゲイバーにやって来たヒカルに、忍はそんなつもりなかったと言おうとして…ヒカルは自分の勘違いを自覚して盛大に恥じらってしまいます。
自尊心へし折られてかわいそうなヒカル!
自分が忍が来るのを待ち望んでいたということを自覚しちゃうんですよね。

そんなヒカルを見てちょっと可愛いとか思っちゃってるだろ忍!
本当に悪い男だよ…!!
ここで出ます。キメ台詞。
「そんなに言うなら抱いてやるよ」
!!!
上手いことヒカルをホテルに連れ込み、ついにヤってしまうのです。
もちろん忍の完全リードで事は進み…ヒカルは流されるまま気持ちよくなってしまい、すっかり忍の虜になってしまうわけですよ。
ちなみに忍のテクニックにトロトロになってしまうヒカルはめちゃくちゃエッチで可愛いです。
初めてとは思えないとろけっぷりの描写がすごく良い。
エロシーンが上手すぎるにやま先生、ありがとう…読みごたえたっぷりですよここは!
流されたセックスによってまんまと忍の虜になってしまったヒカル、ほんとちょろくて愛しい!
ちょろすぎて不安になるレベルだけど(笑)
徐々に惹かれていく2人…こんなはずではなかった!?
流れでついヤってしまった2人ですが…忍はわざと自分のライターをヒカルのそばに置いて立ち去ります。
それは「また次回」の合図になり、お互いライターを口実に逢瀬を重ねるように。
ここでは完全に忍に惹かれてしまっているヒカルと、ヒカルに惹かれていることに気付かないフリをしている忍が描かれていて、中途半端な関係性がなんだかモヤモヤ!

素直になれ忍~!
ヒカルは忍の手管に翻弄されっぱなしで、日に日に忍への想いが増していくのが読んでいて伝わってくる…
ただのナルシスト王子だったはずなのに、こんなに一途で恋に翻弄される一面があるなんて、きっと自分でも知らなかったんだろうな。
のめり込んでしまっている忍の心情を、にやま先生は丁寧に描いていてつい感情移入しちゃう。
ある日、職場でのモサい地味男の名前が「忍」だと知ったヒカルは、まさか自分の惹かれている忍と同一人物…?と一瞬疑うも、あまりの雰囲気の違いにあり得ないと結論付けます。
そりゃそうだよね、まさかだよね!ってくらいの雰囲気の違いが明確に描かれているのはにやま先生本当にお上手だなと感じます…
その後も2人の逢瀬は続き、忍のテクニックにもう手も足もでないくらい翻弄されちゃうヒカル。
そんなヒカルの様子に、最初はヒカルを翻弄してやろうと企んでいた忍も、逆にハマっていってしまい…!?
ついいつものペースを崩されるような、のめり込むセックスをしてしまうようになるんです。
もしかして自分がヒカルに本気で惹かれているのかも…?って感じている証拠ですよね。
そんな自分に危機感を感じてきた忍は…とうとういつものルーティーンにしていた、ライターを置いてくる行為をやめて立ち去ってしまいます。
「そんなに言うなら抱いてやる」のせつない部分に入っていき、ここから盛り上がっていきますよ!
「抱いてやる」から「抱きたい」に変化していく忍の感情に注目!
お互いに会う口実がなくなった2人。
忍としては、昼の顔と夜の顔が違う自分の正体がバレたら、ヒカルを傷付けることになるのでは?なんて考えちゃったりして、このまま騙し続けることに罪悪感を感じてしまったんですよね。
でもその感情って、ヒカルを好きになっているからでは…と自分でも若干気付き始めている様子。
だからこそのめり込む前に離れようとするんですよね。

実は忍って恋に臆病な面もあるんだな、なんて感じちゃいます。
悶々としちゃうちょっとシリアスなシーンもにやま先生のテイストなら暗くなりすぎず読めるのも良き!
ヒカルとしては、いつものライターが置いていなかった時点で自分との関係は打ち切られたのかと感じ、ショックを隠せない…
そもそも告白をして付き合っていたわけでもないし、自分たちの関係はそんなものなのか、と静かに落ち込んでしまいます。
いつも自信過剰なヒカルが、ここではこんなに悲観的になってしまって、読んでいて私も悲しくなるよ…
こんなヒカルはいつものヒカルではない…職場でもどこかうかない様子。
そんな中、残業中に職場のトイレに行ったヒカルは、顔を洗うモサい地味男の忍に出くわします。
そこで見たのは…一瞬見えた眼鏡のない顔、ポケットから落ちたいつも目にしていたライター、さらによく見ると首元のホクロは自分の好きな男と全く同じ!
ここでやっと、2人の忍が同一人物だとバレちゃいます。
自分を騙して楽しんでいたのかと取り乱すヒカルに対して、誤解を解こうと必死な忍。
いつも堂々としていて男気溢れる忍がアタフタしているのは本気さが伝わってきて胸が熱くなる!
最初は泣かせてやろうと思ってたけど今は違う、お前に落ちてると告白!
そこで忍がヒカルに見せた顔は…「そんなに言うなら抱いてやる」と言っていた時の余裕とは違う「抱きたい」という切羽詰まった顔。
めちゃくちゃカッコいいなオイ。
余裕の無さが顔に出ちゃって興奮する!
そこから2人はホテルへしけこみ、ラブラブセックスとなるわけです!
2人の想いが通じ合ったからこそのラブラブっぷりがイイ。
お互いがお互いにきゅんきゅんしてしまい、大いに盛り上がるエロシーンは見ごたえ十分です。
好きを前面に出したセックスはなんだか攻めも受けも可愛く見えてしまいますよね~!
幸せな雰囲気としっかりエッチな描写で大満足なハッピーエンドです!
「そんなに言うなら抱いてやる」は大人気のため続編&ドラマCDも!
昼のモサい一面がヒカルにバレてしまった忍ですが、それはあくまでヒカルにだけ。
職場では誰にもバレてはいけない秘密の関係が始まるわけです…!
誰にも言えないオフィスラブ!
こんな王道にステキな関係、本当に美味しいですよね。
ヒカルにとっては、こんな地味男が実は超イケメン完璧モテ男だと知っているのが自分だけだなんて、さらに気持ちが盛り上がること間違いなしなんです。
一見地味男、実はイケメン。
この王道設定をこんなにスマートに描き上げるにやま先生に私はもう脱帽なわけですよ…
「そんなに言うなら抱いてやる」はもちろん大人気のためこれで終わりではありません。
続きがあります!

そりゃそうだよね!こんなギャップ萌え男のBL漫画、誰でももっと読みたくなるよ!!
体の関係から入った2人、まだまだ知らない部分もたくさんあるので、お互い新鮮な一面がたくさん出てきて、それに一喜一憂するのかな…と妄想が止まりません。
私はリアルタイムで「そんなに言うなら抱いてやる」を読んでいたのですが、単行本化した時、衝撃でした。
何が衝撃ってもう…表紙がカッコよすぎる!
裏川忍の全てが表現された完璧すぎる表紙です。
小細工一切なしで、ただただ百戦錬磨のモテ男だけで勝負したシンプルにステキすぎる表紙に、私はもう萌えすぎて仕方がありません。
しかもこの構図、え…これ、壁ドンされてる…?
まさかの夢女子体験もできる仕様となっております(笑)
にやま先生に完全に転がされている私…
「そんなに言うなら抱いてやる」2巻の表紙はどう来るのか!?
今から期待が高まってしょうがない(笑)
「そんなに言うなら抱いてやる」はドラマCDもすでに出ています。
裏川忍の声は佐藤拓也さん、表屋ヒカルの声は寺島拓篤さんが担当しています。
そちらももちろん気になりますね!
2巻でもヒカルは忍にメロメロなんだろうな…
忍のギャップ萌えはまだまだこれからも堪能したい!
続きが本当に楽しみです♪
また2巻が発売になった際は感想&ネタバレを書いていきたいと思います!

