発売日2020年2月25日
甥っ子(18)→叔父(アラサー)
優士、ついに陥落⁉
お前の見てる世界に俺の居場所はあるんだろうか。
中山家を出て、2年ぶりに帰省した駿人はすっかり大人びていた。
もうあの頃のように優士に想いをぶつけてはこないし、射抜くような視線も向けてこない…。
諦めのような、寂しさのような、煮えきらない気持ちに懊悩とするなか、
突然知らされた駿人のアメリカ行きの決意。
激しくざわめく心に優士は戸惑い、そして…。
「この感情につける名前を俺はまだ――。」
離れた心がふたたび交錯する、緊迫の第5巻!
※「STAYGOLD」5巻表紙裏あらすじ参照
秀良子先生の描く、歪な家族を軸にした、一途な恋愛模様がグッとくるBL漫画「STAYGOLD」の5巻です!
甥っ子の駿人は「STAYGOLD」1巻では中学生だったものの、5巻では遂に高校生に!

めちゃくちゃ男前に成長していてかなり萌える…
叔父の優士は相変わらずの生活を送っているんですが、久々に会う大人びた駿人に少し動揺?
「STAYGOLD」5巻のあらすじ
昔とは違い、高校生の駿人は落ち着いた振る舞いで優士に軽口もたたく。
中学生の頃はあんなに好きだなんだと優士を振り回してばっかりだったのに…
なんだか置いて行かれたみたいな気持ちになる優士。
前は面倒だと思っていた駿人の熱い想いを、今では求めてしまっている?
この優士の想いがまたすごーく複雑で…

言葉では表現できない難解な感情が渦巻いているんですよ…
そして駿人は自分の将来をしっかりと考えていて、高校卒業後の進路も決めてしまう。
どんどんと見た目も中身も成長していく駿人が眩しくて、ステキなんですよね…
優士はそのスピードについていけず、戸惑うばかり。
駿人の優士に対する想いはどう変化していったのか?
そして優士の本当に望みとは?
「STAYGOLD」5巻では2人の関係は見た目にはただの家族ですが、それぞれの感情は複雑に変化を遂げていて…
エロいシーンなどは一切ありません。
でも、今まで同様「STAYGOLD」5巻はドキドキするポイントがたくさんあるんです。
秀良子先生の独特のタッチが活かされていて、大人へと成長していく駿人に色気を感じるシーンも。
表紙の優士も物憂げな表情で物凄くステキ。
そして「STAYGOLD」5巻はかなり気になるところでしめくくられており、次巻へと続きます。
もうね、それはそれは気になる終わり方なんですよ…
地団駄したくなるくらい続きが気になります(笑)
「STAYGOLD」5巻も本当に魅力的な内容となっていました!
ちなみに前巻の「STAYGOLD」4巻はコウ×日高がメインとなったお話でした。
そちらのくわしいネタバレ含むあらすじ&感想レビューも良ければ読んでみてください▼
それでは、ここからは「STAYGOLD」5巻の詳しいあらすじと感想に入ります!
※ネタバレも含みますのでご注意ください。
成長した駿人が久々に帰省して?※ここからはネタバレ注意

「STAYGOLD」5巻は駿人の妹・菊花視点からスタート。
幼稚園児だった菊花ももう小学生。
家事もやっている様子で、着実に成長している!
そこで菊花から紹介される家族の現在。
叔父の優士は最近仕事量が増え、毎日苦戦しながらも仕事をこなしている。
母親は相変わらず離れた土地で海女をやっており、たまに魚と手紙を送ってくる。
兄の駿人は寮生活で家にはおらず、毎週菊花に電話をかけ、菊花を気遣っている。
優士の弟のコウは社会人になり、かなり忙しいようで毎日疲れた顔で帰ってくる。
そんな歪な家族構成を作文で発表した菊花は、クラスメイトにいじられてしまうんです。
たしかにその家族のあり方は普通ではなくて…
でも普通じゃないってことはスペシャルなんだとコウに教えられた菊花は、それを自分で言い聞かせて気丈に生きているんです。

菊花はすごく精神年齢が高く見えるんですけど、でもそれは強くあろうと見せかけているにすぎない部分もあり…
まだ菊花は8歳なんですよ…!
強がった振る舞いがなんだか泣ける!!
駿人が家を出て、中々帰ってこないことに寂しさを感じていたものの、離れていても大丈夫と自分で言い聞かせていた菊花。
久しぶりに帰ってきた駿人に抱きしめられ、つい涙がこぼれます。
駿人はスポーツ強豪校で寮生活を送っていて、奨学金をもらうためにテニスでレギュラー入りを目指して頑張ってきたんでよね。
長年テニスをやっていたわけじゃないので、始めは周りから遅れを取っていた駿人だけど、かなりの努力をしてレギュラー入り。
やっと追い付いたから「見に来て」と言い、駿人は試合を勝ち抜き、インターハイへの切符を手にする。
そんな駿人を見て、もしや駿人はすごい才能を秘めていたのでは、と驚く優士。
優士はというと、面倒な仕事に追われて苦戦する日々で…
想いを寄せていた相手がこんな冴えない男だということを、駿人はもう気付いてしまったんだろうかとぼんやりと考える。
なんだか優士の老いを感じるシーン(笑)
駿人の眩しさに自分との対比を強く感じちゃってるんですよね。
そして8月上旬、試合見にきた優士とコウは順調に勝ち進む駿人の才能に驚きを隠せない様子。
真剣にテニスに打ち込む姿、そしてその才能を目の当たりにした優士だったんですが、高校を卒業すれば駿人はこの家に戻ってくる。
そう信じて疑っていなかったんですよね。
そんなのはこれっぽっちも約束されたものではないということを、優士は自身の経験から知っていたはずなのに、そう信じていたんです。
でも優士が思うより早く、世界は変化していっていたんです。
駿人の成長に優士が感じるものとは

テニス雑誌で取り上げられるほど、活躍するようになった駿人にまだまだ驚きを隠せない優士。
9月の連休に帰省した駿人と、久しぶりに夕飯を食べていた時、大学に行ってもテニスを続けるのか訊ねた優士に、
「プロ目指そうかなって」
と答える駿人。
全く予想していなかった返答に、優士は青天の霹靂のように驚いてしまう。
本気で考えていると言う駿人のまっすぐな瞳に、動揺する優士。
駿人に夜食を作ってあげると駿人は「ゆーじ大好き♡」と軽口をたたく。
駿人は以前のように射すような目線で優士を見なくなったんです。
一途に優士を想っていたその感情は、もうなくなってしまったのだと感じる優士は、自然な流れだと受け止めるものの、何か複雑なようで…?
駿人はもう優士に興味をなくしたのか…?

読んでいてそこが本当に気になって仕方ない!!
だって駿人の優士への振る舞いがただの家族のようで…
えーどうなってるのー!?
心がざわざわしながら読んでしまいます。
そしてある時優士は、駿人が菊花に真剣な話をするのを聞いてしまう。
その内容は、もしかしたら祖父母のいるアメリカに行くかもしれないということ。
そうなれば菊花も一緒に行かないかという内容だったんです。
静かに衝撃を受ける優士。
自分には相談も何もなく、前を突き進もうとする駿人に、優士は
「がんばれよ」
と言うことしかできない。
ーーーお前の見てる世界に俺の居場所はあるんだろうか
そんなことを思う優士。
駿人に対するモヤモヤとした感情、その感情につける名前を、優士はまだ知らなくて…
高校生活で駿人が得たものは

高校生活を送る駿人に、ある時彼女ができたと噂が立つ。
駿人の通う高校は全国でも有数なスポーツ強豪校で、スポーツ科には日本中から生徒が集まってくるが、普通科に通うのはほとんどが地元の生徒。
普通科の生徒にとってスポーツ科の生徒はアイドル的存在なんです。
寮暮らしのスポーツ科生徒に差し入れを持ってきて応援するのが恒例となっていて、駿人に干し柿を差し入れたことがきっかけで仲良くなった国枝(くにえだ)。
その国枝と駿人が付き合っているという噂が校内に流れるんです。
国枝は素朴な雰囲気の女の子で、周りの駿人ファンからするとその噂はかなりの衝撃!
でも国枝の駿人に対する想いは本当に純粋で、とてもキレイ。
部活引退後も自主練を続ける駿人を見て、スポーツ推薦で大学を受験すると思っていた国枝。
だけど本人に聞くと大学は行かないと言われ、国枝は驚きます。
アメリカの大学の奨学金制度を狙っていて、卒業したらすぐ向こうへ行って準備するつもりだと告げる駿人。
それを聞いてなんだか現実味を感じられない国枝。
もしかして将来、自分は駿人と結婚して、海外で駿人を支える妻になっているかも…なんてふわふわと妄想をしたり。
その妄想は現実離れしていて、そのことに国枝自身も気付いていて?
ある日国枝は駿人を映画に誘います。
駿人を世界一カッコイイと感じている国枝は、その気持ちが一生色褪せないだろうことを今から予感しているんです。
映画の最中、寝てしまった駿人に国枝はそっとキスをします。
映画を見終わって帰ろうとすると、国枝はふいに涙を流す。
「おもしろくて感動しただけ」と言う国枝だけど、涙の理由はそこにはなくて…
実は駿人と国枝が付き合っていると噂を流したのは国枝自身だったんですよね。
実は付き合ってなんかいなかった2人。
望みのない恋だとはじめから分かっていた国枝は、駿人の側にいることが精一杯で…
なんてせつない恋…
思い出で終わってしまう。

それが分かっていて、自分ではどうしようもなくて、そっとキスすることしかできない。
そのことに涙がこぼれてしまったんですよね…
はー、つらすぎる…
国枝の想いがキレイすぎる…
国枝はその後隣県の大学に合格し、駿人は東京へと帰り…
2人は別々の道を歩みます。
儚く終わってしまった片思い。
最後まで打ち明けることなく終わった恋でしたが、実は駿人は国枝の想いに気付いていたようで…?
優士に対する駿人の想い、そして優士の感情の名前は…

駿人と菊花が祖父母のもとへ行く話はとんとん拍子に決まり、高校の卒業式を終えた駿人はいったん家に戻り留学の準備を進めることに。
家に戻ってからの駿人はテニスの試合、トレーニング、バイトと毎日忙しく、同じ家にいても優士と顔を合わすヒマもないほど忙しく過ごすんです。
ある日咳をしながら練習に向かう駿人を見て、心配になる優士。
帰ってからもしんどそうな様子を見て体温を測らせると高熱。
翌日も下がらなかったために病院に連れて行くとインフルエンザと診断されます。
寝る事しかできない自分が悔しくてたまらない駿人は悶々としながら眠りにつき、夢を見ます。
夢には国枝が出てきて、
「私が中山くんのこと好きなの知ってた?」
と訊ねられます。
知ってた、と答えた駿人に国枝は重ねて、知っててなんで一緒にいたのか質問し、
「好きだったんだと思う」
それなのに、国枝の気持ちには答えられなかった駿人。
その理由はテニスに集中したいからだけじゃなくて…
「国枝さん ごめん」
そう答えたところで目が覚めて、目の前にはおかゆを持ってきた優士の姿が。
駿人は高校生活の3年間で、「気持ちに応えられない側」の辛さを知ってしまったんです。
もう、中学生の頃のようにがむしゃらに想いをぶつけることはできなくて。
優士に対し、やっぱり世界一好きだと想いを募らせる駿人。
やっぱりそうなのね…
一途な想いは続いていたんだね!!

嬉しいと思うと同時にせつない!
だって駿人は、そんなに好きなのにその気持ちにフタをして、家族の顔をして優士に接してたんですよね。
その頃優士は、駿人が寝言で言った「国枝さん」が誰なのか気になっている様子。
優士もまた、複雑な感情を整理できない状態が続いているみたいで…
もどかしすぎる…!
その後駿人は体調が万全ではない状態で試合に出ようとし、それを心配した優士は結局京都の試合会場までついて行くことに。
試合で苦戦している様子を見て、必死に努力をし続けている駿人の姿を見てきた優士は、心から応援の言葉をかける。
翌日も試合を控えている駿人に合わせてホテルを予約したものの、ツインベッドルームは空いておらず、一つしかベッドがない部屋へ宿泊することになった2人。
駿人がシャワーを浴びている間、優士は仕事をしつつも集中できず、悶々としてしまいます。
ここまででしゃばる必要があったのか?
駿人にはもう他に頼れる相手がいるんじゃないか?
かたくなになって、ここまで付いて来てしまった自分の感情が何なのか、どうしてそこまでしようとするのか、整理ができず困惑する優士。
落ち着かなくなった優士は外で仕事をすると言って部屋を出ます。
シャワーから出た駿人は優士の様子がおかしいことに気付くも明日の準備をする…かのように見えたが?
エレベーターを待っている優士を
「なんかやっぱ変だよね」と言って引き止めます。
「10年も見てたらそーゆーのわかんだよね」
そう言った駿人の顔を見て、たまらなくなり、感情が溢れだす優士。
「駿人」
と名前を呼んで駿人に寄りかかる優士に、駿人は何かを感じて…
そして優士にキスをするんです。
「STAYGOLD」5巻はここで締めくくられており、かなり続きの気になる展開に…!
これは…続きが気になって発狂しそう…!(笑)
「STAYGOLD」5巻の続きが激しく気になる!!
「STAYGOLD」5巻のオマケ漫画は身長についてのお話。
駿人は当然のようにいつか優士の身長に追い付くと思っていたのですが、18歳になっても優士の方が背が高いままで…
ちょっと焦っている様子がカワイイ!
そんな駿人を見て励ますコウ。
だけど励まされるのもなんだか駿人は悔しくて?
そんなやり取りがほのぼのしたオマケ漫画でした!
「STAYGOLD」5巻では成長した駿人がたくさん見れて、そのカッコよさに萌えまくりの内容でした。
そしてそんな成長していく駿人を見て、寂しさのような、焦りのような、なんだかよくわからない複雑な感情を抱く優士。

優士の言葉にできない感情を、秀良子先生が繊細に描いて、そこがまた面白くって!
さらにはモブ女子の国枝の切ない片思いがこれまた胸に染みるんですよね。
駿人は国枝に好意を寄せていたものの、ギリギリのところで気持ちを受け入れられなかった。
それは駿人の心に優士の存在がどうしても消えなかったから。
成長した駿人は、優士の都合も考えて動くようになったんですよね。
一方的な想いをぶつけるだけじゃ、優士は困るのだと知ってしまったんです。
だから気持ちをセーブして優士に接していて、だけど熱い想いはくすぶっている…
完璧にすれ違いを起こしている2人の心が、本当にもどかしい!!
「STAYGOLD」5巻の続きでは2人の距離はどう変化するんでしょうか!?
駿人にキスをされた優士の反応は!?
「STAYGOLD」5巻は2人の距離が全く縮まる様子がなかったですが、6巻では動いていく予感…
そして「STAYGOLD」は次巻の6巻が最終巻となっています。

えー!これはどんな結末を迎えるの!?
楽しみなような、こわいような!
注目すべきは優士の決断ですよね。
自分の気持ちにどう整理をつけて、決断するのかがキモになってくる気がします!
そして5巻では絡みのなかったコウと日高の関係も気になります。
4巻で悲しい結末を迎えた2人でしたが、今後コウと日高はこのまま会うことなく終わってしまうんでしょうか。
コウの心にはまだ日高の影がある様子?
そこも続きの6巻で変化があれば嬉しいですね!!
「STAYGOLD」5巻の続き、最終巻の6巻も感想&ネタバレを書きましたので是非読んでみてください♪▼

