発売日2022年9月24日
はじめては、宝物のように大切に抱かれたい。
奔放に見られがちだが実は未経験のはじめは、
そう夢見てタチ専デリヘルを利用した。
しかし、派遣されてきたリョウタはそんな事情もつゆ知らず、
強烈な快感ではじめを翻弄し、処女を散らしていった。
さらには同じ大学に通う同級生だと判明し、長年の夢が一夜にして悪夢に……!
後日、リベンジのためにふたたびデリヘルを呼んだところ、
手違いでリョウタ――改め諒太が再来。
そこで念願の「恋人風甘々セックス」を実現してもらうけれど…!?
純情と欲情のあいだで恋をはぐくむ、不器用たちのじれキュン シーソーゲーム!
※「純情でなにが悪い」表紙裏あらすじ参照
冬縞しぐれ先生の描く、大学生の純情ラブコメBL漫画「純情でなにが悪い」を読みました!
まずは簡単なあらすじと感想からご紹介していきますね!
「純情でなにが悪い」のざっくりあらすじ
ゲイで処女のはじめは、理想の脱処女シチュエーションのためにデリヘルを頼むことに。
めちゃくちゃ大事に愛されたい、と妄想していたはじめは、やってきた諒太(りょうた)にかなり好き勝手に抱かれてしまい、理想はぶち壊し!?
次こそはとリベンジしたものの、手違いでまた諒太がやってきて、今度こそ理想のシチュエーションで抱いてもらい大満足のはじめだったが…
なぜかその後も諒太と関係を続けることに!
諒太のはじめに対する扱いは次第に甘くなり、はじめはこれはもしや…と勘づきはじめる!
とにかく2人の純情さに胸がキュンキュンする内容でした♪
理想の脱処女に妄想を広げる夢見がちなはじめがとにかく可愛い。

憧れのシチュエーションを練り上げているはじめはちょっと天然なところもありますよね!
そして純情なのははじめだけかと思いきや…?
諒太も実は純情で!?
2人ともヤることはヤってるのに、大切なところで及び腰になっていて、自分から前に進めなくなっているんですよね。
何もかもすっ飛ばして体の関係になっちゃった2人が、自分の気持ちに対してはとっても奥手なところが、本当に純情で尊い!
「純情でなにが悪い」は2人のファッションもオシャレで見ていて楽しかったです。
今時の現役大学生って感じのする装いがリアルでとっても良い♪
冬縞しぐれ先生のセンスがすごく良いんだろうなと感じました!
そしてエロシーンはかなりしっかりめにあります!
デリヘルを呼んで脱処女しようとする設定もあって、初っ端からエロいです(笑)
エロいことをするのがもはやメイン?と思わせつつの2人の純情っぷりがいいんですよね!
本来純情とは程遠い行為が、逆に純情さを際立たせているんです。
そのバランス感がすごく良くて面白い1冊でした。
それではここからは「純情でなにが悪い」の詳しいあらすじと感想に入ります!
※ネタバレも含みますのでご注意ください。
理想の脱処女のためデリヘルを呼ぶはじめだったが!?ここからはネタバレ注意!

ハタチの大学生・はじめは理想の脱処女シチュエーションを夢見るゲイ。
初めて抱かれる時はめちゃくちゃ大事に愛されたいと初エッチに理想を持っている。
今まで見た目のためか遊んでいそうと勘違いされることが多く、近づいて来た男は最低な奴ばかり。
大切な初エッチを最高の思い出にするべく、はじめはデリヘルを頼むことにするんです。
そしてやってきたのは想像していたより何倍もカッコイイ諒太(りょうた)で、テンションが上がるはじめだったが…?
諒太は強引に事を始めようとして動揺するはじめ。
初めてだから、と諒太を止めようとするも、待ってくれずどんどん先へと行為を進める諒太。
荒っぽいテクニックで訳が分からないまま気持ちよくさせられてしまい、ついには入れられてしまい!?
めちゃくちゃに抱きつぶされてしまったはじめ…
大切にしていた処女を強引に奪われてしまったことに、腹を立ててはじめは諒太を怒鳴りつける。
理想の脱処女シチュエーションがあったのだと聞かされ、諒太はドン引き(笑)
そしてデリヘルのタイムアップの時間が来て、軽い調子ではじめを置いて出て行く諒太に、はじめは愕然。

せっかくの初エッチが散々な結果になってショックを受けちゃう…(笑)
長年描いていた夢を壊され、荒々しく処女を奪われてしまったはじめは、全部なかったことにしようと諒太とのことを忘れることに。
翌日憂鬱な気持ちで大学に向かうと…そこには諒太の姿が!
実は同じ大学だった2人。
まさかの…(笑)
悪夢のような現実に狼狽えるはじめだけど、諒太はまた軽い調子で
「また呼んでくれれば抱いてやるよ」
と言いはじめの肌に触れる。
動揺するはじめは諒太に手のひらで転がされちゃう。
だけどはじめは諦めない!?
諒太とのことはなかったことにして、別の人に優しく抱いてもらおうとまたデリヘルを頼むことに!
諒太以外を指名するなら大丈夫だろうと、前回と同じデリヘルを使うことにしたはじめだったが…
なんと手違いでまた諒太がやってきてしまう(笑)
しかも今回は自宅に呼びつけてしまったため、諒太に自宅が知られるハメに…
そして諒太ははじめの理想の脱処女シチュエーションをしてやると言い出して…!?
初っ端から「純情でなにが悪い」のエンジン全開といった感じで、はじめの純情初エッチに向ける情熱が伺えます(笑)
はじめは遂に念願の夢を叶える!

なんでも言えよ、と迫る諒太に、はじめはやけくそになって理想を話し始める。
名前呼んでぎゅってしてほしい、と恐る恐る伝えたところ、その通りにしてくれる諒太。
その後も自分の言った通りに動いてくれる諒太にはじめは恥じらいつつも興奮を隠せず…
前回とは違い、諒太は優しく丁寧にはじめを抱く。
一緒にイきたい、なんて言うはじめに、諒太は自分が思っていたより興奮してしまっていることにに気付く。
そして行為が終わり、はじめは感動した様子で
「念願の夢ついに叶った~!」
と興奮した様子で明るく話し始めて、諒太はテンションの高いはじめに呆然としてしまう。
スッキリとした最高の笑顔で「まじでありがとな!」と言い、バイトまで寝る、とそのまま寝てしまうはじめに、諒太は毒気を抜かされる。
そして後日、またもやデリヘルを頼むはじめだったが…
指名した覚えはないのに今回も諒太が現れて!?
諒太は、毎回別の男とやってもセックスは上手くならないと言って、同級生のよしみで自分が来てやると提案するんです。
しかも特別料金で500円。
「だから呼びたくなったら俺呼べよ」
と言われて、簡単に話に乗っちゃうはじめ。

もうこの時点で諒太ははじめに惹かれている様子ですよね!
「純情でなにが悪い」の諒太の純情っぷりが始まり出した!?
自分だけを呼ぶようにかなり必死な様子の諒太。
そしてこんな無理のある話に簡単に流されちゃうチョロいはじめが可愛い(笑)
それからというものの500円デリヘルが始まり…
毎回好き勝手されているものの、まんざらではない様子のはじめ。
その日も風呂に入っていたら強引に諒太に迫られ、盛り上がってしまう2人。
2人の体の関係はその後も続き、しまいにははじめの留守中に勝手に部屋に上がってベッドでくつろぐ始末。
いつも鍵を閉めないことをはじめに指摘すると
「鍵閉めたら諒太入ってこれなくない?」
と言うはじめ。
なんだかそんな台詞にも諒太は喜んでいる様子!?
甘い雰囲気を出す諒太にはじめは勘ぐり始める

日を追うごとに諒太とのキスが多くなっている気がするはじめ。
さらには手料理を振る舞ってくれたり、何気に甲斐甲斐しい諒太にはじめは新鮮味を感じる。
そして自然な流れではじめの家に泊まるようになっていって…?
朝起きると諒太にうでまくらをされていて、この関係は何なのだか分からずはじめは少し戸惑うようになる。
学校で一緒にランチをしている際、先日諒太に作ってもらったチャーハンが美味しかったと話すと、諒太は顔を赤らめて!?
そんな新鮮な表情になんだかたまらない気持ちになってしまうはじめ。
そこにはじめが属するサークルの先輩が現れ、明後日の飲み会の話を始める。
明後日は飲み会で会えないと言うはじめに、諒太は明日の自分の呼ばれていた飲み会を断り、はじめの家に行くと言い出す。
飲み会はデリヘル仲間とだった諒太は、断りの電話の際に、例の子か、と聞かれて言葉を濁す。
「純情だねぇ」
と言われ、諒太は苛立って電話を切ってしまうが…
これは完全に図星というか…

恥ずかしくなったんでしょうね、諒太…かわいい…(笑)
そしてはじめは、今までの諒太の発言や行動を振り返ってみた結果…
「あいつおれのこと好きじゃね!?!?」
と思い当たる。
そりゃあいい加減気付くよね(笑)
サークルの先輩に明らかに嫉妬している素振りを見せた諒太。
しかもそのことを諒太が自分で気が付いていない様子に、はじめは悶々としてしまう。
諒太の行動の理由が分かってしまったはじめは、その後のエッチがなんだかとても恥ずかしくなってしまうんです。
ベッドでも、サークルの飲み会なんて行かなくてよくない?なんて寂し気に言う諒太に、はじめはキュンとしてしい…
そんな諒太のことを考えながらエッチをするといつもより感じてしまい、はじめは諒太にからかわれてしまう。
だけど最後には優しくキスをしてくれて、とっても甘い雰囲気。
そしてサークルの飲み会当日、なんだかんだで参加したはじめ。
酔っぱらってしまったはじめを、サークルの先輩が外へと連れ出して家に来ないかと誘う。
それを目撃した諒太は思わずはじめの腕を取り、「コイツこの後予定あるんで」と言って引き離す。
結果的に助けてもらう形になったはじめは少し意地になって、諒太にはかんけーない、と告げる。
すると諒太は
「彼氏ほしいならあいつと付き合えば」
と話しだし…
絶対にはじめに気があるくせに、素直じゃないその言葉に腹を立てたはじめは、暴言を吐いてその場から駆け出す。
諒太は後を追ってはじめの手を掴むものの、振り返ったはじめの目には涙がこぼれていて…
「…おまえもううち来んな」
と言って手を振り払います。
こんなにもムカつく理由…
それははじめも諒太に惹かれているからこそ、突き放されたような気持ちになってしまったんですよね。
ここからは「純情でなにが悪い」のせつない部分に入ります…
避けるようになったはじめに諒太は…

自分が諒太に向ける感情に気付いたはじめは辛い気持ちで日々を過ごしていた。
諒太はというと「来るな」と言われたものの、足ははじめの自宅へ向かってしまい…
何か話さないと、と思いはじめの家の玄関ドアに手をかけるが、そこには鍵がかかっていて。
諒太が入ってこれるようにいつも鍵を開けていたはじめ。
鍵がしてあるとこで拒絶されていると受け取った諒太は、そのまま踵を返して帰ってしまいます。
部屋の中でその様子を音で知るはじめには涙がとめどなく流れていて…
後日学校で会ってもはじめに避けられ続ける諒太。
諒太ははじめに本気で誰かのものになればいいなんて、思って言ったわけじゃないんですよね。

はじめが心配で、イラついて、つい口から出て言葉なんです。
思い出すのははじめの笑顔ばかりで、どうしようもなくはじめが恋しくなってしまう諒太。
そしてある日、諒太は意を決してはじめの家のインターホンを鳴らす。
なにしに来たんだと問うはじめに、あの日ひどいことを言ったことを諒太は素直に謝る。
「何週間も経って 謝るだけ?」
と言うはじめに、諒太はしどろもどろに自分の気持ちを伝える。
この気持ちがなんなのか、わからなくて、言いたいこともまとめられず、弱っている様子の諒太。
そんな諒太を見て、はじめは
「長いんだよ 3文字で」
と諒太の目を見てまっすぐに伝えます。
そこで初めて諒太ははじめを抱きしめて
「好きだ」
と心からの気持ちを告白するんです。
こんな簡単な3文字が中々言えなかった諒太、純情がすぎる!かわいい!!
そして2人はその後久しぶりに体を重ね、心から愛し合います。
これが両想いセックスの多幸感!とつい感動しちゃうはじめがいつもの調子で面白い(笑)
きっかけは純情とは程遠い関係だったけど、2人の純情な想いはやっと通じ合って幸せな関係へと変化するのでした!
「純情でなにが悪い」はものすごーく幸せなラストでした!!
「純情でなにが悪い」続きは?冬縞しぐれ先生の次回作は?
「純情でなにが悪い」のボーナストラック(おまけ漫画?)ははじめが彼氏という存在にしみじみ幸せを感じるお話でした。
デート帰りに時間が遅くなれば家まで送ると言ってくれる諒太。
そんなちょっとしたことにドキドキして、彼氏っていいなぁ、とはじめはしみじみ想っちゃう。
部屋に上がっていくかと聞くと明日朝早いから帰ると諒太は言う。
帰ってしまうことに寂しさを感じたはじめがしょんぼりしていると、そんなはじめの様子を見た諒太は玄関で優しくキスをして帰るんです。
そんな甘々なやり取りに、またもやはじめは、彼氏っていいなぁ~と幸せでいっぱいになっちゃうんです。
純情さがこれでもかと伝わる幸せカップルの日常のお話となっていました!

純情っていいなぁ~!!めっちゃ萌える~!!!!
「純情でなにが悪い」はエロいシーンが多いのに、話の根底にあるのが2人の純情な心っていう所がポイントなんですよね。
体の関係を持つ不純さと拙い恋愛をする純情さという相反する関係性が、物語をすごく面白くしているんです!
最初ははじめの、処女を大切にしたいという純情さが際立っていましたが、ストーリーが進むうちに諒太のウブな恋心がめちゃくちゃかわいくて、純情なのは諒太もだったのか~!と納得させられます。
「純情でなにが悪い」というタイトルが本当に内容にぴったりでステキです♪
エロいシーンもたっぷりで、楽しめました!
冬縞しぐれ先生の絵柄がキレイなので、エロシーンもキレイな印象で読みやすかったです。
冬縞しぐれ先生は今回の「純情でなにが悪い」が初のBL商業コミックスとのこと。
初めてのコミックスでこのクオリティってスゴイですよね!
才能の塊ではないですか!!
「純情でなにが悪い」は続編が決定しています。
かなり話題になった作品だったので当たり前ですよね♪
冬縞しぐれ先生の世界観、そして諒太とはじめがまた見れて本当に嬉しいです!
「純情でなにが悪い」の続編かなり楽しみですね!!
諒太とはじめの付き合い出してからのラブラブな日常を見てみたい!
純情な2人はちゃんとしたお付き合いが初めてそうなので、今後すれ違いや衝突もありそうですよね。
それをどう乗り切っていくのか、是非見たいです!!
「純情でなにが悪い」続編が出たら読みますね!
その時はまた感想&ネタバレを書いていきますので、またよろしくお願いします♪

