発売日2020年6月5日
「「いくらでも抱かれてあげますよ、料金分なら」
医師でも上司でも、貴方のお父様でも…
理想の姿になってお客様を癒す、
ミドルガイたちによる楽園「ミドル・ムスタング」。
そこの人気娼夫として働く、ダンディ(源氏名)42歳。
ある日、新規のお客様からの指名を受けて待ち合わせ場所へ向かうと、
そこにはダンディの過去を知る人物・伊部(いべ)の姿があって…」
「憧れた人は42歳の娼夫でした」あらすじ参照
色気たっぷりのおじ様受けが最高なBL漫画「憧れた人は42歳の娼夫でした」を読みました!
まずは簡単なあらすじと感想からご紹介していきますね!
「憧れた人は42歳の娼夫でした」のあらすじ
奥田は源氏名・ダンディとして娼夫をしていた。
自分を偽り、誰かの理想になることで自分を保ってきた奥田。
そこに昔の職場の部下・伊部(いべ)が現れて…
奥田を探し続けていた伊部は話がしたいと詰め寄るが、奥田は客じゃないなら用はないと拒否。
仕方なく伊部は奥田の一晩を買うことに。
そこで奥田はダンディとして伊部に抱かれることになり…!?
奥田は受けですが、仕事柄基本攻め役をすることが多いので、そういったのが苦手な方は注意が必要な作品です。
物語の最初は奥田がダンディとして攻め役をしている話がガッツリとあります。
そしてエロいシーンはしっかりあります!
娼夫という設定上、奥田がダンディとして伊部以外と体を重ねるシーンもあります。
松基羊先生の描くエロシーンは大人っぽくてほどよく激しい部分もあり、見ごたえ十分です!
「憧れた人は42歳の娼夫でした」のネタバレ
それではここからは「憧れた人は42歳の娼夫でした」の詳しいあらすじと感想に入ります!
ネタバレを含みますのでご注意ください。
「憧れた人は42歳の娼夫でした」の冒頭は「夢の泡」というお話から始まります。
「ミドル・ムスタング」で娼夫として働く通称・ダンディ。
顧客の一人、郁郎(いくろう)とは2年の仲になる。
郁郎は任侠桐ケ谷(きりがや)組若頭で、部下兼お世話係の貴島(きじま)に想いを寄せるものの伝えることはできず、貴島の代わりとしてダンディを買って抱かれる日々を過ごしていた。
ダンディがホテルを出ると、郁郎を迎えに来ている貴島がダンディを睨み付ける。
その目を見て、ダンディは貴島も郁郎を想っているのではないかと勘ぐるんです。
行為の最中はダンディのことを「貴島」と呼ぶ郁郎。
そしてダンディは貴島になりきって郁郎を抱くんです。
郁郎はある日、ダンディ自身のことが好きになってきたかも、と打ち明けます。
そんな言葉も軽く受け流すダンディは、ある計画を進めるべくどこかに電話をして…?
後日、ダンディは郁郎に2人で逃げないか、と提案します。
それを聞いた郁郎は喜び、ダンディを好きになる、と言って2人は行動に移します。
ところがそこへ貴島が駆けつけ、郁郎を返せと言いダンディを殴りつける。
そして貴島は郁郎にキスをし…郁郎はダンディに「ごめんなさい」と告げて貴島に身を寄せます。
郁郎は貴島への想いを捨て切れなかったんですよね。
でもそれは全てダンディの思惑通りだったんです。
自分に深入りしそうになっていた郁郎を引き離すために、2人で逃げようと嘘の提案をし、裏ではその算段をすべて桐ケ谷組の組長へ伝えていたんです。
郁郎に娼夫を買うことを辞めさせようとした組長はダンディの計画に乗ることに。
後腐れなく終わらせることに成功したダンディは、組長から金を受け取り、郁郎の今後に想いを馳せる。
今回のことでお得意様の減ったダンディは、ご新規様を獲得するため、誰かの理想を叶えるべく動き出すんです。
「夢の泡」ではダンディはずっと攻めポジションでした!
なんだか渋くてカッコイイお話となっていました!
すべてを丸く収めるため暗躍するダンディがカッコイイ。
次の話から「憧れた人は42歳の娼夫でした」の本筋に入ります。
日々に疲れたお客様を理想の姿で癒す、そんな看板を掲げている「ミドル・ムスタング」で働く娼夫のダンディ。
ダンディは求められればどんな役にもなりきって客の相手をしていた。
ある日新規客として待ち合わせ場所に現れたのは昔働いていた出版社の部下・伊部だった。
ダンディの本名・奥田の名を呼び、ずっと捜していたと告げる伊部は少しでいいから話がしたいと言ってきて…
奥田は拒否するも、伊部に客として一晩を買われ、2人はホテルに向かうことに。
記者を辞めても奥田は何かしら文章で食べているのだと思っていた伊部は、「よりにもよって身体を売ってるなんて」と言う。
そんな伊部をベッドに押し倒しキスをする奥田。
抵抗を見せる伊部に、男同士に抵抗があるなら見なければ女性と変わらない、と言ってネクタイを使って伊部に目隠しをします。
混乱する伊部に跨り、奥田は強引に伊部のものをを自分の中へと入れる。
受け側として伊部をどんどん追い立てる奥田の色気がスゴイ…
いつの間にか目隠しは外れ、伊部は快感を感じている様子の奥田の姿に興奮し、激しく奥田を揺さぶる。
行為が終わり、ベッドで天井を仰ぐ伊部と、淡々と帰る準備を進める奥田。
あくまでも仕事だと割り切っている様子の奥田がなんだかせつない。
伊部は、昔奥田と編集長が身体の関係を持っていることを知り、拒絶したことを奥田に謝ります。
そんなこと気にしていない、と告げた奥田は、
「本当はあの時も交ざりたかったんじゃないですか?」
と伊部を挑発する。
予想外のことを言われて顔を赤らめる伊部。
部屋を出て行こうとする奥田を引き止めるものの、
「お客様としてならいつでもご利用お待ちしております」
と言い、娼夫の名刺を置いて出て行ってしまう。
昔、伊部が新人として入社した際、教育係として担当になった奥田。
取材に出向いたある日、ボールペンを忘れた伊部に、奥田は自分の愛用していたものをあげるんです。
優しくて仕事に真摯に向き合う奥田に、伊部は憧れを抱くように。
そんなある日、伊部は職場の資料室で編集長の横井と奥田がセックスをしているところを目撃してしまう。
しかもその時伊部は奥田と目が合ってしまい、とっさにその場から立ち去るんです。
その後奥田は謝ろうと伊部の肩に手をかけるも、伊部は「触んなッ」と手を払いのけてしまう。
それから奥田を避け続けてしまい、ひと月も経たず奥田は会社を辞めてしまう。
そしてやっと見つけた奥田は娼夫になっていたんです。
伊部は娼夫として再度奥田を買うことに。
自分は「横井」という上司、奥田は部下、というシチュエーションでプレイしようと持ちかけるんです。
奥田の過去を知っていて、わざと意地悪な提案をするんですよね。
社内なんだから声を抑えろ、強い方が好きなんだろ、と言って奥田を激しく攻め立てる伊部。
そんな伊部に奥田は笑い、「どこのスケベオヤジかと思って」と馬鹿にした態度を取ります。
余裕を見せるその態度にイラつく伊部は
「孫ができた 俺の名を呼んで おめでとうって言ってくれ」
と奥田を挑発するような事を言うんです。
素直に「横井さん おめでとうございます」と告げた奥田を見て、泣き出しそうな顔になる伊部。
そしてオーダー内容を変えたいと言い出し、次は奥田の部下になりたい、と告げるんです。
それを聞いて、いいですよ、と言って伊部に優しくキスをする奥田。
伊部はかつて上司だった優しい奥田を思い出し、たまらない気持ちになるんです。
激しく求めあう中、
「…こんな上司でごめんなさい」
と奥田は言います。
そして終わりの時間になり、もう一度あんたの書く文章が見たい、戻って来いと言う伊部。
自分の場所はここだと言って出て行こうとする奥田を伊部は抱きしめ、それだけじゃないと伝える。
「奥田さんが知らないやつと寝るなんて嫌だ 頼む」
そう言って引き止めるんです。
奥田は、夢と現実を混同されては困る、と言って奥田を抱く手をほどき、
「本日もありがとうございました」と伊部を突き放して部屋を出て行くんです。
だけど出て行った奥田の顔は赤くなっていて…?
奥田の初恋は中学時代の男性の担任教師。
自覚と同時にその「おかしさ」にも気づき、告白できないまま終わった恋。
社会人になり、上司の横井を好きになってしまった奥田は、その想いを横井に気付かれてしまう。
既婚者の横井は、奥田が欲しいと言い、隠れて奥田を抱くようになるんです。
何もかも初めてだった奥田は、横井にのめり込むも絶対に手に入らない相手だという凪いだ気持ちを抱えていた。
新人として入った伊部に慕われることで罪悪感が和らいでいたものの、伊部に横井との関係を知られ、会社を辞めた奥田。
その時から自分が分からなくなっていた奥田にとって、今の娼夫という仕事は天職だと言えるものなんです。
ある日突然、奥田の自宅に伊部が訪れます。
急ぎ伝えることがあるという伊部をしぶしぶ玄関まで招いた奥田は、伊部から桐ケ谷組を知っているかと訊ねられます。
桐ケ谷組の若頭が縁談を切って揉めており、部下の一人と男同士でデキていて、しかもその若頭をそっちの道に引きずり込んだ娼夫がいるとして組が総出で捜しているんです。
その娼夫はあんただろう、と言われる奥田。
郁郎とのことを思い出すも、特に何も起きてないから大丈夫だと奥田は判断します。
暫く隠れた方がいい、匿ってやると言う伊部を奥田は拒否する。
そんな奥田に伊部は突然キスをして、驚いた奥田は平手打ちをしてしまう。
伊部はそこで自分の気持ちを正直に告白するんです。
最初は、憧れの人が不倫していたのを知って動揺し、自分の傷になっていたと思っていた伊部。
でも奥田を抱いて、自分の奥田への欲に気付くんです。
かつて横井に抱かれる奥田を見た時に感じた苛立ち。
抱かれている奥田がキレイで、どうして目線の先が自分ではないのだと激しい嫉妬を感じていたんです。
「俺ならあんたを大事にするのに」
「これからも何度でもあんたを抱く」
そう言ってその場を去る伊部。
まっすぐな伊部の想いが孤独な奥田に突き刺さり…
伊部の言葉に動揺した奥田は、その後も伊部のことが忘れられず仕事にも影響がでるように。
そんな中、外を歩いていたところを桐ケ谷組に襲われ、奥田は連れ去られてしまう。
奥田が目を覚ますとそこは桐ケ谷組の事務所で、目の前には組長の姿が。
郁郎と貴島は関係がバレたようで、そこには貴島も縛られていたんです。
貴島とのことも知っていたのだろうと言われ、奥田は追いつめられ…?
そこに郁郎と伊部が現れる。
そこには郁郎の縁談相手の女性も一緒で…伊部はことの成り行きを説明する。
縁談相手の女性は対立する暴力団に脅され、郁郎と結婚することでスパイのようなことをさせられそうになっていたんです。
結婚を望まないのは郁郎だけじゃなかったんです。
そして郁郎は、この組を背負っていくには貴島が必要だと組長である父親にまっすぐ向き合います。
その様子を見て奥田は、大切なものを守る強さを持つ郁郎に眩しさを覚えるんです。
これ以上は部外者が聞く話ではないとして、伊部は証拠のデータを組長に渡します。
そして記事にしない代わりに口止め料として奥田は返してもらうと告げるんです。
奥田を連れ事務所を出た伊部は悪かったと言って奥田を抱きしめる。
あの時無理にでも連れ帰るべきだったのに、奥田に嫌われるのが怖くてできなかったと告げ、
「あんたが好きだ」と言って奥田にキスをします。
奥田は伊部を受け入れ…
そして奥田の自宅のベッドで2人は身体を重ねる。
耳元で愛をささやく伊部にどうしようもなく恥ずかしくなってしまう奥田。
顔を背けようとする奥田を無理矢理仰向けにし、奥田が欲しくてたまらない男がどんな顔をしているのか伊部は奥田に見せようとするんです。
本当は心の通ったつながりを夢見ていた。
そんな自分の気持ちを自覚した奥田は、ようやく伊部を受け入れるんです。
晴れて恋人同士の関係になった伊部と奥田。
娼夫の仕事を辞めた奥田は執筆の仕事をするように。
忙しい様子の奥田を仕事が終わる遅い時間まで待っていた伊部。
疲れた奥田を抱きしめ、そして恋人を癒したいと言って下半身に手を伸ばす。
拒もうとした奥田に、もっと甘やかされることに慣れなきゃと誘う伊部。
そして2人はベッドへもつれ込み、奥田はドロドロに甘やかされることに。
快感で涙を流す奥田がものすごく色っぽい…
オジサンを甘やかすってこんなにも興奮する行為なのか…!
甘えるのが癖になってしまいそうになる奥田なのでした!
「憧れた人は42歳の娼夫でした」感想レビュー
「憧れた人は42歳の娼夫でした」はとにかくおじ様の色気が半端ない1冊でした!
源氏名通り、ダンディな奥田が本当にステキで色気たっぷり。
高そうなスーツに身を包んだ姿も萌える!まさにイケオジですよね。
娼夫の仕事ではいつも攻め役をしている奥田。
冒頭の郁郎への攻めっぷりは激しくてこれはこれで良い…となりました(笑)
そんな奥田が伊部に抱かれて気持ちよくなっているのがまた興奮しちゃいます!
淡々と仕事をこなしていた奥田が、伊部の登場で心がかき乱されていく様子がせつない。
自分じゃない誰かになりたい、そう思い自我を殺して生きていたのに、伊部によって心の弱い部分があらわになってくるんですよね。
そして記者として働く伊部もハードボイルド感があってカッコよかったです。
いつも着てるモッズコートと、無精ひげがとってもセクシー!
「憧れた人は42歳の娼夫でした」は全体を通して大人な雰囲気の内容でした。
この一冊でおじ様受けにハマる人も多いのではないでしょうか♪
私はもちろんハマりましたよ!!(笑)
「憧れた人は42歳の娼夫でした」続きは?
「憧れた人は42歳の娼夫でした」の続編は今のところ決定していません。
ですが晴れて恋人同士となった伊部と奥田の今後が気になるところです!
奥田は甘え上手になれるんでしょうか?
包容力のある年下の伊部に甘やかされている奥田がもっと見たいです♪
あと何気に気になるのが郁郎と貴島のその後!
部下×若頭ってのもとても美味しいシチュエーションです♡
スピンオフとして描いてくれないかなぁ…
過去の話を絡めながらでも、また続編をやってくれないかなぁと期待しています。
松基羊先生の今後の活躍も楽しみですね♪
松基羊先生の描くおじ様受けをまた見てみたいと思います!

