恋のつま先 青山十三 感想&ネタバレ

恋のつま先のアイキャッチ画像

発売日

発売日2011年11月30日

「高級洋靴店の主任・品川のもとに新人店員の新宿が配属されてきた。

恋の傷を抱えた品川にとって、自分を慕ってくる新宿は迷惑な存在で!?

一方、同じ店に勤める四谷は美男子・鷹場に声をかけられる。

その後も鷹場は四谷を口説こうと迫ってくるが、四谷はどうしていいかわからず…?

「恋する靴屋シリーズ」待望のコミック化!」

「恋のつま先」表紙裏あらすじ参照

「恋する靴屋シリーズ」大好きです…!!!

とにかくもう、設定がイイです。

高級洋靴店で繰り広げられるBLって!最高!!(笑)

男の色気は靴だと常々思っている私。

革靴ってものすごく色っぽくないですか?

そして働く男たちのスマートな身のこなし。

靴屋の制服であるオッドベストもめちゃくちゃステキなんです。

さらには店にやってくるお金持ちのビジネスマンたち!!!

この漫画には女性の夢が詰まっております。(笑)

「恋のつま先」は同じ店の二つの恋が中心になっていて、主体であるお話は店の新人・新宿×主任・品川。

やればできるんだけどなかなかめんどくさい新人の新宿に、振り回されながらも惹かれていく様子がすっきりと描かれています。

そしてもう一つがハイスペックな超イケメンサラリーマンの鷹場×店の従業員で靴フェチでちょっとおバカな四谷。

私はこの鷹場×四谷がもう、好きで好きでたまらない!!!

いいなーこの二人いいなー!!と思っていたら、どうやらそう思っている読者も大変多いようで、「恋のつま先」の続編として「恋の誘惑」が鷹場×四谷の内容で出ているようです!!

こちらもすぐに読んでみるつもりですもちろんっ(≧▽≦)

美しいものが好きで靴フェチな四谷が、明るくてちょっとおバカで可愛い。

私は綺麗でツンツンな受けキャラが大好きなんですが、四谷は特別顔が綺麗というわけでもないし、ツンツンキャラでもありません。

でもなぜかとても魅力的!!

超イケメンのハイスペックな鷹場が四谷にハマるのもなんかわかる。。。

それでは、ここからは「恋のつま先」の詳しい感想にはいりますね!ネタバレを含みますのでご注意くださいね!

「恋のつま先」は靴屋という舞台がステキすぎる

男性がかっこよく見えるのって、スーツ着て働いているところが一番だと思っている私ですが、そこにさらに「跪く」というアクションが入ると、それはもうヨダレものなわけです。

これが当てはまる「ホスト」とか「執事」とか、そういったBL漫画は結構ありますが、靴屋はない…!!

さすが青山十三先生、いいところついてきますね…!!

「恋のつま先」の舞台は高級洋靴店。

そこで働く男たちがメインとなったBL漫画です。

店長を務めるキレイめでしっかりものの品川のもとに、他店から新宿というスタッフが異動になり入ってくるんですが、この新宿がかなり自由気ままな男で、あまり協調性のないタイプ

元々ホストだったということもあり、接客スキルは高くて客との距離を縮めるのはかなり得意な新宿。

ただ、自分のやりたいように動いてしまうため、店の秩序を乱す存在に。

新宿の仕事ぶりは評価しているものの、平気で秩序を乱す新宿に、品川は苛立ちを覚えるんです。

でもそれは、ただ店を守りたいからという訳ではなく、実は品川が元カレを引きずっているからなんですよね。

品川は昔、同じ店で働く店長とメインセラーとサブの関係から体の関係へと発展し、付き合いを続けていたんですが、既婚者である店長は奥さんを連れてイタリアへ海外研修へ行くことになり関係は終わってしまうんです。

その恋を未だに引きずっている品川。

あの人の作り上げてきた世界を壊したくないという思いで、店を支えてきていたんです。

店を守っているように見えて、実は失恋から一歩も動けないでいる品川を知って、そんな想いを全部ぶち壊したくなる新宿

2人が言い合うシーンからの驚くほど急なエロシーンが衝撃でしたが(笑)、過去に捕らわれていた自分を打ち破ってくれた新宿に、結局ほだされちゃってる品川がイイですね。

いや、それにしてもエロシーンがほんと急(笑)

え、大丈夫…?って普通に品川が心配になる…(笑)

ま、まぁ、それはさておき(笑)

あまりにひたむきに想いをぶつけてくる新宿は、実は一緒に働く以前に品川と出会っていたんです。

品川は忘れちゃってたみたいですが、新宿がホストをしていて借金まみれの時代、今の自分には見合わない上等な靴を見繕ってくれたのが品川だったんです。

その靴に見合う人間になろうと、借金を返し、頑張って生きてきた新宿。

靴との出会いでこんな風に人生が変わっていくというのが、無理のない展開でとても素敵でした。

最後には過去に立ち止まらず、新しく踏み出す二人の関係性にほっこり…

実はメインセラーに向いてない品川…というオチも、すごく可愛くてよかったです(*´ω`*)

「恋のまなざし」流されているようで芯のある四谷がイイ!

新宿×品川も面白かったですが、私的に「恋のつま先」のメインは鷹場×四谷の「恋のまなざし」!!!すごくツボな二人でした( *´艸`)

品川・新宿と同じ靴屋で働く四谷は、キレイなものに目がない靴フェチな男。

明るくて前向きで、ちょっとバカだけど一生懸命に働く可愛い男なんですよ…!

そんな四谷はある日の通勤途中、電車で超イケメンの鷹場に出会います。

男でも女でも、とにかく美しいものに目がない四谷は鷹場を見てうっとりしていたところ、「随分美しい靴をはいてるな」と声をかけられます。

自分のお気に入りの靴をこんなイケメンに褒められて、かなり上機嫌の四谷がまたすごく可愛いんですよねー!!

自分の働く靴屋を紹介した四谷なんですが、さっそく店に来てくれて靴をオーダーする鷹場。

素直に靴を注文してくれたことに喜ぶ四谷なんですが、軽い調子で四谷をナンパしてくる鷹場に少しがっかりしちゃうんです。

感情の起伏が激しいところも四谷の可愛いとこなんだ…!!

そこで四谷は、鷹場が褒めてくれた自分の履いている靴が、どれだけ想いが詰まったものなのかを打ち明けます。

靴職人を目指していた四谷は才能に恵まれず、靴職人を諦めざるを得なくなってしまうんですが、その際に職人にもらったのが鷹場が褒めてくれた靴だったんです。

一流職人が作ったフルハンドメイドの靴は本当に上等で、だからこそ自分のものなのに、他人の靴を履いているような、自分になじんでいないと感じていた四谷。

でも鷹場が褒めてくれたことで、いつの間にか自分がその靴を履きこなせていたことに気付くんです。

このエピソード、さらっと描かれていますが本当にステキ。

何気ない鷹場の一言が、四谷には自分への自信につながったんですよね。

そんな四谷を見て、最初は軽い気持ちだった鷹場もどんどん本気で好きになっていくわけです…!!いいねーー!!

靴が出来上がるまで、店に来ては四谷にキスを仕掛けてくる鷹場

またその身のこなしもスマートすぎてかっこいい!!

ノーマルの四谷はその気がないと伝えるものの、キレイなものに目がない性格ゆえにどうしても鷹場を目で追ってしまい、キスにもなんだかんだで応えてしまう。

そんな関係が続いていたんですが、ついに靴が完成し、靴の受け取りに高級ホテルを指名してきた鷹場。

そこでの抜かりない場の運び方にもキレイすぎてうっとりしちゃう四谷は、ふと、自分と鷹場の違いを考えてしまうんです。

たぶん、今まで流されてきた四谷が、初めて真剣に鷹場のことを考えてしまった瞬間だったんでしょうね。

きっとこの人と自分は住む世界が違う、と線を引いてしまうんです。

そこで初めて、鷹場のしかけたキスを拒絶してしまう四谷。

自分から目をそらした四谷にショックを受ける鷹場ですが、靴を受け取り、最後に真剣に、告白するのです。

やっとか!(笑)

自分をからかっているだけだと思っていた四谷。

そのからかいに軽い気持ちで乗っていた時の感情はもうそこにはなく、純粋に鷹場を好きだという気持ちだけがあふれるんです。

そこからホテルの部屋でのほのぼのエロシーンが少し( *´艸`)

いつも完璧で隙がないように見えた鷹場が、四谷に対して必死になる姿に、

「なんだ 俺と同じじゃないか」

と安心する四谷。

弱いところを見せあって、初めてお互い本当に安心できる関係になるってことですよねー

最後に鷹場の可愛いオチも付いていたりして、ほんともう、この二人シンプル―に可愛くて大好きです!!

鷹場を大切に想い、前向きに立ち向かう四谷が可愛い

はれて付き合うことになった鷹場と四谷。

「恋のまるごし」では、それはもうしょっぱなからラブラブで読んでて幸せになるったらない(笑)

ですがそんな2人にもちょっとしたひと波乱が(゚∀゚)

ある日四谷の働く靴屋でこれまた超美形のお客様がやってきます。

キレイなものに目がない四谷は例のごとくうっとり

するとそのお客様・赤坂は四谷を知っているようで、お店に頻繁に訪れては四谷と話をするように。

そして携帯番号の描かれた名刺を渡されたことで、四谷はかなり浮ついた気持ちになっちゃうんですよね!

鷹場というイケメンの彼氏ができたすぐあとに、こんな美形の赤坂にもモテているこの現状。

そりゃまあ調子に乗らない方がおかしい展開。

さらにちょっとおバカで明るい性格も相まって、自分のモテ期にただただ喜んじゃうワンコのような四谷。愛しい…!!(・´з`・)

そんな中、鷹場と呑んでいた四谷は「赤坂さん」という言葉に反応した鷹場に驚きます。

赤坂を知っているようなそぶりの鷹場に急に不安になる四谷。

「明日話そう」「大丈夫」と言う鷹場は明らかに何かを隠していて、初めて自分が馬鹿みたいに何も知らず浮ついていたと気づく四谷。

よくよく考えてみると、赤坂さんと鷹場は同じテーラーを着ていたり、色違いのタイを付けていたり、同シリーズの時計をつけている事実。

偶然とは思えない共通項に付け加え、かっこいい鷹場さんには、赤坂さんのようなキレイな男が似合う、と思ってしまった自分。

ここで四谷は、完全に二人の関係を勘違いしてしまうんです。

そこでこの漫画のステキなところが次の展開。

勘違いして諦めるんじゃなくて、自分も自分なりに頑張ろう!と思う四谷の前向きな性格!!!

結構こういう場合、後ろ向きになって身を引く展開がBL漫画には多いと思うんですが、「恋のつま先」はちょっと違うんですよね~!

この前向きさが本当に私的に好き。四谷かわいい!!

勇気を出して赤坂を誘い、

「俺 別れませんから」「あきらめませんから!」

と真正面から立ち向かうのですよ…

結局全部案の定勘違いだったというわかりきった王道オチなんですが、この王道オチがクセになる(笑)

青山十三先生の漫画のステキなことろは、ちゃんとこちらが読みたい王道オチをしながらも、その同線で意外性をさらっと持ってくるところ。

このとにかくポジティブで前向きでおバカな四谷が、とっても魅力的でした!

ショートストーリーの「恋のステップ」もラブラブな二人がめちゃくちゃよかったです。

品川の元カレ出現に焦る新宿?

続いての「恋のありか」は再び新宿×品川のお話。

本部から人員削減の通達が来たことで、店で一番知識や経験の浅い新宿がリストラ候補になってしまうところから始まります。

新宿を辞めさせたくない品川は、なんとか頑張ってもらおうと思っていて、自由きままで通していた新宿もその気持ちをわかっているからこそ、気持ちに応えようと真剣に仕事に取り組むように。

そこで本店から人事の調査として現れたのが、品川の元カレの司馬

めちゃくちゃ波乱の予感しかしない展開に。

品川の期待に応えようと頑張る新宿なんですが、焦りで空回り。

仕事もできて落ち着いている司馬に対して対抗心を持つものの、次元が違うことに苛立ちは募るばかり。

何かと新宿のミスに対して注意をしてくる司馬に腹を立てる中、優しい言葉をかけてくれる品川に強引にキスをしてしまうんです。

そしてその場を目撃してしまう司馬。

…だよね!!これはもう、目撃されるフラグたってたよね…!!

今人事でリストラ寸前の新宿を守るために、今まで頑張ってきた品川は怒るというよりショックを受けちゃう。

司馬に目撃されて自分の立場がいよいよ危うくなった上に、品川を傷つけてしまったということにパニックになった新宿はその場から逃げてしまいます。

自分の人生を変えてくれた、本当に大切で仕方ない人を自分は傷つけてしまったと激しく後悔するんですが、その想いをまだ伝えきれていないことにも気が付くんです。

まだできることがある、と気付いた新宿は、司馬に土下座して謝り、店を辞めることを告げます。

品川は関係ないと言って、品川を守ろうと必死になるんです。

自分勝手で負けん気の強い新宿にとってこの行動は大人になったな!とちょっと感動(笑)

まぁ、新宿の心配をよそに、品川はリストラ取り下げのために影でかなり頑張っていて、他のスタッフからの説得もあり、新宿はリストラを免れるんですけどねー!

そして一件落着した後のエロシーンはやはり性急すぎると感じるのは私だけ?(笑)

新宿×品川に限るんですが、あっという間にするっと入ってしまっているのが印象的なエロシーンです(笑)

とはいえ、私的には四谷が好きすぎて、新宿×品川の話なのに、ちょいちょい出てくる四谷に萌えっぱなし(・´з`・)

とにかく四谷がもっと見たい…と感じるのでした(笑)

「恋のつま先」の続編「恋の靴音」「恋の誘惑」も絶対読むべき!

さらっと読めて、王道展開ながらきゅんきゅんシーンも多くてキャラ設定がステキな「恋のつま先」。

やっぱり私以外にもファンが多いみたいで、「恋のつま先」には続編があるんですよ!

「恋の靴音」と「恋の誘惑」です。

どちらも「恋のつま先」で登場していたキャラが続々と出てくる内容♪

恋のつま先の裏表紙画像

新宿と仲の悪かった住田や、新宿の友達のみきてぃ、そして鷹場の弟の赤坂も!!

赤坂はとくに気になる!!!

でも一番気になるのはもちろん鷹場×四谷。こちらは「恋の誘惑」で読めるみたい。

まだ読んでないですが、即読まないといけませんね…(;゚∀゚)=3ハァハァ

本当に、この漫画の舞台設定はステキすぎます。

冒頭でも書いた通り、女性の思う男性の萌えポイントを詰め込んだのが靴屋だなんて、気付かなかった!

作者の青山十三先生は本当にすごいな(笑)

そしてさらに、登場人物たちが靴を愛しているという設定もいい。

靴フェチばっかり(笑)

自分の仕事に誇りを持って働く男ってとんでもなくかっこいいですもんね。

そこもこの漫画の魅力の一つなんです。

スーツを着ている男性の、革靴に昔から萌えを感じていた私には、美味しすぎるBL漫画でした。

私のような男の革靴に興奮する腐女子は是非読むべき漫画ですよ!(笑)

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