発売日2016年1月9日
「ハイスぺイケメン証券マンだがナルシストの永瀬涼一は、とある下町の定食屋「やまねこ亭」の跡取り息子・石塚仁に猛アタック中♡
なびく気配はイマイチないがどうやら嫌われてはいないらしい。
ある時ひょんなことからデートに連れた出すことに成功。雰囲気も悪くなく仁も始終楽しそう。
「これはイケる…!」そう確信した永瀬は思い切って告白した!けれど食い気味に「ごめん」と断られて―
俺はどこで間違えた!?
定食屋で繰り広げられる、恋とご飯の物語♡」
「恋ときどき、焼きサバ定食」表紙裏あらすじ参照
シンプルでさらっと読めちゃうラブコメBL漫画!キタ!!
ヘタレ攻め×強気受けが大好物な私はほんと楽しめて読めました!
大人のカジュアルなラブコメって感じでしたよー!
主人公は超ナルシストなハイスペック証券マン。
このナルシストっぷりが清々しくアホっぽくてすごくハマる。(笑)
そしてこのナルシスト主人公の涼一が一目ぼれしたのが、男気があって超ツンツンな定食屋の跡取り息子の仁。
またこの仁が受けなのに男らしくて私好み…!!!
男らしいって言ってもね、ちゃんとかわいらしさもしっかりあるんですよ!!ここがポイント!!!
上手くいくわけなさそうな2人の関係が、さらっとくっついていくのが、とっても読みやすくて楽しかったです。
エロシーンはほとんどないですが、個性ある登場人物が読み応えを与えていて、十分満足♪
BL漫画初心者の方にもおすすめな漫画でしたよ!
「恋ときどき、焼きサバ定食」にはほかにも「メモラブル・メモリーの再会」と「クロがヒトになった理由」が同時収録されています。
どちらも大島かもめ先生らしい大人っぽいけど軽く読めるラブコメでステキ。
特に私は「クロがヒトになった理由」が好みでした!!
飼っている犬のクロがある日突然人間になる話なんですが、こんなファンタジーもあくまでもほのぼのラブコメらしくまとまっていて、突飛な展開もすんなり受け入れられちゃう(笑)
続きが読みたいな~!と思う作品です。
ではここからは「恋ときどき、焼きサバ定食」の詳しい感想に入ります♪
ネタバレ含みますのでご注意くださいー!!
ハイスペックと思いきやポンコツ?とにかく面白い主人公!
この漫画の作者である大島かもめ先生は、ほんともう、笑いのセンスがステキ。坦々と笑かしてくる感じがとても面白いんです。
だってもう、1ページ目から面白い…!!笑
主人公の永瀬はとにかくナルシスト。そのナルシストっぷりが伺える出だしが笑えるんです。
でもまぁ、ナルシストになるのも頷けるくらいのスペックを持っていて、人生もそれなりにうまくやってきた永瀬なんですが、やまねこ亭で働く仁だけは、なかなか落とせないでいるんです。
やまねこ亭の主人の息子である仁はとても働きもので、愛想はあんまり良くないけどつり目が可愛い猫系のイケメン男子。仕事に一生懸命なところも可愛い!
そんな仁に一目ぼれした永瀬は猛アタックを仕掛けるんですがスルーされまくる日が続き、ある日強引にデートに連れ出すことに。
その強引さも潔くて面白い(笑)
途中ハプニングに見舞われながらも順調にデートを進めていく永瀬は、確かな手応えを感じて仁に真剣に告白!
…しかしあっさりとフラれちゃうんですよね~!
うん、私が読んでても確かに脈ありだったよ!(笑)
今まで負けなしだったナルシストの永瀬にとって、このあっさりとした失恋はかなり衝撃的なもので、公私ともにどん底に落ちてしまうんです。
何がいけなかったのか!?
自分をハイスペックだと自負していただけに、このショックは相当なものなんですよね~!
読んでる側からしたら、ナルシストがすぎるのでは…と思ってしまうとこなんですが、永瀬のダメなところは自分を「ハイスペック」だと思ってはいるものの、「ナルシスト」だとは思っていないところなんですよ。
そこが永瀬のポンコツなところでして(笑)、そしてなんだか可愛いところでもあるんですよね!
仁はその点かなり大人で、永瀬の性格を見抜いた上で、冷静にいろんなことを実は考えていたわけです…!
ほだされ系受けの仁が恋を自覚!?
意気消沈してボロボロになった永瀬ですが、追い打ちをかけるように、永瀬が仕事で客に土下座をしているところを仁に見られてしまいます。
これはもう永瀬にとっては辛すぎますよね~!
実は過去にも好きな人に恥ずかしいところを見られてツライ想いをしたというトラウマを抱えていた永瀬は、もう仁に会わせる顔がない…とまで思うように。
とか言いつつやまねこ亭に来ちゃうところが「恋ときどき、焼きサバ定食」のステキなところ(笑)
そこでたまたま仁に出くわして、元気をもらった永瀬は思い切って2度目の告白!!
でも仁は「信じない」と言うんです。
永瀬はナルシストすぎて、仁を中心に振る舞っているように見えて実は自分中心に振る舞っていたんです。
それって自分と真剣に向き合うつもりなんてないんじゃないかと突きつける仁。
本音が見えない限り信じないという仁は、めっちゃ男らしい(笑)
永瀬しっかりしろよ…!って言いたくなりますが、そんな自己中な子供っぽい永瀬が、なんだか憎めないんですよね。
ここまで言う仁は、もう結構永瀬に愛着があることが伺えます。
ああああああそんな仁もかわいい…!!!
仁に言われて自分がうわべだけで仁と付き合おうとしていたことを知る永瀬。
ここで初めて、自分の弱い部分を見せようと思えたんでしょうね!
素直に「余裕ぶってるだけだ」と告白して強引にキスを!!!
たぶんこんな計画性のない強引なキスをするタイプではないんですよね永瀬は!
その必死さが可愛い!
そしてそんな永瀬に、本音を見せてもらえた気がした仁も、悪くない気分に…!
流されちゃう系男子な仁がまたたまらないですね~!
子供な永瀬と大人な仁
なんか流れでキスまでしちゃった永瀬と仁ですが、そこから特に発展もできていないことに歯がゆさを感じてる永瀬。
対して仁は自分が流されてキスしてしまったことにちょっと衝撃を受けている様子。
自分の感情をまだちゃんと受け入れてないような仁にまたきゅんとしちゃいます。私が。
しかもキスを仁の父親に見られてしまってたことから、やまねこ亭ではすぐにその噂が広がる始末。
自分の息子が男とキスしてたことをネタにする父親って…面白すぎるでしょ…
どうにかしてもう少し距離を縮めたい永瀬は、またもや強引に仁とランチをするんですが、そこで永瀬の元恋人のジュンくんに遭遇。
ジュンくんは永瀬に対してかなり悪い印象を持っていたので、永瀬の悪口をツラツラと仁に言うんですが、その内容がかなり正論というか、永瀬の弱点を上手くついていて、仁にとっては「今更」な内容なんです。
でも永瀬は自分の弱点を受け入れられないナルシストなので(笑)ジュンくんの言葉にかなりのダメージを受けるんですよね。
自分の弱点を突き付けれてかなり衝撃を受けた永瀬ですが、それを仁に悟られたくないと、またもやうわべっ面でスマートにその場を去るわけです。
落としたカードケースを届けに永瀬のマンションまで行った仁は、永瀬が相当なショックを受けていたことを知ってびっくり。
仁が思っていた以上に永瀬は子供のように純粋で、ただ一生懸命な男だったんですよねー!
頑張ってもうまくいかない現状に歯がゆさを覚えていた中で、ジュンくんに弱点をつつかれ、挙句に仁にも
「そんなの最初から知ってっし」
と言われたことで、自分が全然かっこよくないのでは、と落ち込んでしまっていた永瀬。
まずかっこよくないと好きになってもらえないと思い込んでいることろが、とても子供っぽいのだけれど。(笑)
そこがたまらなく可愛いところでもある(笑)
自分に好かれたいがために一生懸命な永瀬の気持ちを知って、愛しさを感じちゃう仁は、もう完全に惚れちゃってますね(笑)
イケメンハイスペック男×ツンデレ男子
と見せかけて「恋ときどき、焼きサバ定食」は
どうしようもなく子供なダメ男×ほだされ系大人男子
だったのですね…!
やっぱりダメ男攻めは最高だな!って思ったわけです…(*´ω`*)
結局流されて仁は永瀬に抱かれてしまうわけですが(笑)エロシーンはありません。
実は最後に恋ときどき、「焼きサバ定食」のおまけ漫画が描かれているのですが、そこで少しエロシーンがあるという程度でした。
ですが私的にはかなり満足の内容!
エロシーンが苦手だったり、そんなに多くなくて大丈夫!という方にもおすすめですよ!
そして「恋ときどき、焼きサバ定食」には本編以外にも2作品の短編BL漫画が入っていました。
ここからはその同時収録の「メモダブル・メモリーの再会」「クロがヒトになった理由」の感想&ネタバレに入りますね!
メモダブル・メモリーの再会
「メモダブル・メモリーの再会」は寺のお坊さん×会社員という、なんとも王道な美味しい設定のBL漫画でした!
元々幼馴染の二人は、主人公の理人(受け)が中二で引っ越して以来ずっと会っておらず、法事で久しぶりに帰ってきた際に再会することに。
昔は理人に守ってばかりだった正美(攻め)は身長も伸びて男らしくなり、しかもなんかチャラくなっていて、少しショックを受ける理人。
そして、理人には忘れられない正美との思い出があるんです。
それは小学生のころ「きもちいいらしい」と聞いて、流れでしてしまったディープキス。
理人は本当に「気持ちいい」と感じてしまったことに少し罪悪感を覚えて、翌日から話題にすることもなく、うやむやなまま引っ越してしまったんですが、実はそのキスがずっと忘れられずにいたんです。
覚えているのは自分だけかもしれない、と思っていた矢先、正美が酔った勢いで理人にキスをするんです。
驚いた理人はその場から立ち去るんですが、正美にキスされたことで、自分が正美とのキスに一番「気持ちいい」と感じていることに気付くんです。
法事も終わり、地元から東京へ帰る時になり、正美になんでキスをしたのか問いただす理人。
正美は実は、男らしくなったのも、寺を継いだのも、理人のそばに居たかったからなのだと告白!
飲み会の席で理人が今後地元に帰る予定がないのを知ってショックでやけくそになった末、理人に無理矢理キスをしたんです。
子供のころのキスが忘れられなかったのは二人とも同じだったんですねー!
という流れからの、ちょっとだけエロシーン(笑)
もちろんお坊さんのあの服装で。(笑)
待ってましたと言わんばかりのシチュエーションですよね。
かなりちょっとだけですが、萌えます(・´з`・)
クロがヒトになった理由
「クロがヒトになった理由」は犬が人間になっちゃった系の短編BL漫画なんですが、これ、好きーーー!
魚屋で一人働くトオル(受け)を助けるために人間になった犬のクロ(攻め)。
とにかく、唐突に人間になったところから始まる(笑)。
それがまたいい。(笑)
元々愛想の良くないトオルは1年前に父親を亡くして一人で魚屋を切り盛りするようになってからお店の売上が伸び悩んでいるのを悩んでいて、人懐っこいクロが人間として手伝うようになってから大繁盛するように。
最初は人間になったクロに戸惑っていたトオルなんですが、日に日に慣れてゆき、素直にクロが魚屋を手伝ってくれることをありがたいと思うように。
でも、それと同時に、もともとゲイであるトオルはあることに気付くんです。
そう、クロが自分のタイプど真ん中だということに!!!(笑)
元々寡黙なキャラのトオルがクロにときめいてしまっているシーンは、読んでいてかなりキュンとします。トオルがかわいい…!
しかしクロは犬なので(笑)、トオルは自分をごまかして過ごしていこうとするんですが、ある日クロに押し倒されちゃうんです。
クロはトオルの仕事を助けようとして人間になったんですが、実はもう一つ理由があって、実はトオルに恋をしていたという…!
犬の時から…!片思い…!!!…!!!(笑)
そんな素直に告白するクロに対して、トオルはつい「犬じゃねーか」と言ってしまうんです。
素直じゃないトオルとしては、完全にクロに気があったのに動揺してそう怒鳴ってしまうんですよね。
その言葉にショックを受けたクロは翌日から犬に戻っちゃうんです。
えー!これ結構切ないな…!
好きなのに犬って…!目の前にいるのに犬って…!
そしてトオルは、クロがずっと人間になれるようにお願いをしていたという神社でクロに本音を告白することに!!
そしてすんなり人間に戻るクロ!!!!!
あああ話がシンプルすぎて説明すると超面白くない漫画のようになってしまいますね(笑)
でもこの話、本当に好きです。
余計なことがすべて省いてあって、すっきりシンプルに描いてあるので、何度も読みたくなる感じ。
クロのザ・犬!って感じの性格も可愛いし、クールだけど実は純情そうなトオルも、キャラクターがすごく魅力的でした。
これは本当に続きをいつか描いてほしい…!読みたい…!!
「恋ときどき、焼きサバ定食」のおまけ漫画「やまねこ亭男子会」が面白すぎる
本編と2つの短編のあとは、本編の「恋ときどき、焼きサバ定食」のおまけ漫画「やまねこ亭男子会」が収録されていました。
これがまた面白いんですよね!!!

仁の働く食堂、やまねこ亭での一コマなんですが、焼きサバ定食を食べに来る永瀬と常連のおじさんたちの会話がほんと可愛いんです。
常連のおじさんたちは永瀬を応援していると見せかけてかなり面白がっていて、2人のネタで仁をいじりまくってるんです。
それでまた、仁が本当にいじり甲斐のあるキャラなんですよね!可愛すぎる!!
このおまけ漫画では永瀬と仁の初夜(笑)がどうだったのか詰め寄るおじさんたちと、永瀬の初夜回想シーンが描かれています。
永瀬と仁のエロシーンはここにほんの少しだけって感じですが、仁が妙に色気があるところに私は萌えました(´∀`*)ウフフ
大島かもめ先生の描く受けキャラは、みんなあっさり系で男っぽいのが多くてとても私好み。
男らしいんだけどなんかちょっと色気が垣間見える、とっても魅力的なキャラなんですよね!
そして何度も書いてますが、大島かもめ先生の漫画はすっきりとしていて無駄がない!
さらーっと読めてしまうのが本当にいいです。
何度も何度も読み返したくなる感じの、クセになるBL漫画でした!
そして何度も読んでいると焼きサバ定食が食べたくなる(^ω^)(笑)
「恋ときどき、焼きサバ定食」の続編など続きはないようですが、続々と新しい漫画描いているようなので、いろいろと読んでみたくなりました!
そして私的には「クロがヒトになった理由」で続きが読みたいなー!なんて密かに期待しています(=゚ω゚)ノ

