「親愛なるジーンへ」2巻の感想&ネタバレ 涙なしには語れない感動作!

親愛なるジーンへ2巻のアイキャッチ画像

発売日

2022年10月10日

NYの弁護士・トレヴァーと元アーミッシュの大学生・ジーンが同居して2年。

ジーンはカナダの大学教授が自身のエッセイに興味を持ってくれたことを知る。

優しく頼りになる恋人との愛に溢れた暮らしに不満はなかった。

でも、NYは故郷ペンシルバニアからたった200マイルの場所でしかない。

もっと広い世界を見たい、カナダで学びたいという気持ちは日ごとに募っていった。

ジーンの物思いに気づいていたトレヴァーは彼の選択を祝福するが、

内心穏やかではいられず……。

そして1992年。

トレヴァーの甥・ジーンは手記を読んでいることが伯父にバレてしまい……!?

※「親愛なるジーンへ」2巻表紙裏あらすじ参照

故郷への想いと愛する人へのひたむきさが眩しくてあたたかい、吾妻香夜先生の描く心に沁みるせつないBL漫画「親愛なるジーンへ」2巻を読みました!

これは涙なしには語れない…

とっても奥深くてせつなくて、だけど優しい作品です。

こんな素晴らしい作品に出会えて本当に良かったと神様に感謝してしまう…

それでは「親愛なるジーンへ」2巻のあらすじやネタバレ、感想レビューをご紹介していきますね!

「親愛なるジーンへ」2巻のざっくりあらすじ

まずは「親愛なるジーンへ」2巻のざっくりあらすじを紹介していきますね!

1巻までのあらすじ

15歳のジーンは夏休みにニューヨークに住む叔父のトレヴァーの家でハウスキーパーをすることに。

トレヴァーの書斎の片付けをしていると、トレヴァーが昔に書いた手記を見つける。

その内容は自分とは別の「ジーン」との生活が綴られていて…

トレヴァーがまだ30代の頃、弁護士として働く中でひょんなことから元アーミッシュの青年・ジーンを拾うことになり、2人は一緒に暮らすことに。

ジーンは故郷を捨てたはずにも関わらず、時折故郷を思い出してしまっていて…

そしてトレヴァーもまた、血の繋がらない家族との暮らしを思い出し、故郷に想いを馳せていた。

2人は次第に惹かれ合い、遂に体を繋げる。

「親愛なるジーンへ」1巻のネタバレ含むあらすじ&感想レビューはこちらの記事に詳しくまとめています!▼

親愛なるジーンへ1巻のアイキャッチ画像「親愛なるジーンへ」1巻の感想&ネタバレ 故郷を巡るせつない感動作!

2巻のあらすじ

季節は巡り、幸せな毎日を過ごすトレヴァーとジーン。

だけどジーンは今の生活よりもっと広い世界を見たいと感じていて…

そしてジーンはカナダの大学編入への推薦をもらい、トレヴァーはジーンを応援することに。

カナダへ行くまでの間に思い出をたくさん作ろうと2人は色々な場所へ出掛ける。

そんな中でトレヴァーはついジーンが離れて行ってしまう寂しさに耐えきれなくなってしまい…?

そんなトレヴァーを見てジーンが出した決断は…

エロシーンはしっかりめにありますが、段々せつなさを帯びてきて泣ける絡みになっています。

トレヴァーを大切に想うが故に、自由になることに対し足踏みしてしまうジーン。

そしてジーンを心から愛し、全てを捧げてもいいと感じるトレヴァーはジーンに何を求めるのか…

「親愛なるジーンへ」2巻のネタバレと感想

ここからは「親愛なるジーンへ」2巻のネタバレに入りますのでご注意くださいね!

トレヴァーとジーンは幸せな生活を送るが…?※ネタバレ

木の間から降り注ぐきらめく太陽の光の画像

トレヴァーとジーンが一緒に暮らし始めて2度目の初夏。

トレヴァーは相変わらず弁護士として忙しく、ジーンは大学生活とモデルのバイトで順調な日々を送っていた。

ジーンはモデルのバイト先で、大学卒業後は専属にならないかと誘われているものの、元アーミッシュを売りにモデルを続けていくことに気乗りがしないんです。

トレヴァーとジーンの関係は順調で、愛の溢れる行為に2人は幸せを感じていた。

我慢できず玄関やキッチンでしちゃったり、その生活は本当にラブラブ…!

そんな中、ジーンは課題のエッセイを教師に評価されるが、その時に気になることを言われる。

「ニューヨークはたしかに世界一の街ではあるが きみの故郷からまだたったの200マイルの場所じゃないか」

ジーンは広い世界を見たくて故郷を捨てたつもりだったのに、そんなことを言われたら心にずっしりきますよね…

「もっと広い世界を見てもいいと思うんだがねぇ」

そう教師に言われて、ジーンは自分が故郷を捨ててまで何がしたかったのかを思い悩むことに。

カナダへ行くことを決めたジーンだが…※ネタバレ

教会の中の様子の画像

現代では甥っ子のジーンが両親に手紙を出していて…?

ジーンはその返事を毎朝ポストを覗くほど気にしていて、トレヴァーはそのことを茶化してからかう。

甥っ子ジーンはトレヴァーの手記を読むことでトレヴァーに親近感を覚えるようになっていて…

そして昔の話に戻り、元アーミッシュのジーンはというと…

トレヴァーからシッターの仕事を紹介され、トレヴァーの顧客の息子であるライアンの世話をしていた。

ライアンに故郷の話を聞かせるジーン。

そこは自然がいっぱいで、両親、弟、友達、みんながいてとてもいいところだったと話し、ライアンは目を輝かせます。

そしてある日外に食事に出ていたトレヴァーとジーン。

ジーンは教師の推薦でカナダの大学へ行かないかと提案されていることをトレヴァーに打ち明けます。

故郷で培ったものが研究に役立つかもしれないと聞かされて、ジーンはすごく興味を持ったんですよね。

その話を聞き、トレヴァーは

「もはや運も才能もきみの味方だ もちろん応援するよジーン」

と言い、その言葉に心から喜ぶジーン。

1年後にカナダへ発つつもりだというジーンに、トレヴァーはそれまでにたくさん楽しもうと笑顔で言います。

だけどトレヴァーの内心は複雑な感情を抱いている様子で…

そりゃそうですよね…急に遠くに行ってしまう話を持ち出されて、動揺するに決まってる!

それなのに明るく振る舞うトレヴァーの心境を思うと胸がぎゅっとなります…

2人は思い出作りにたくさんの場所に出掛けるんですが、その間、

『電話なでいつでも出来る』

『きっと手紙を書くよ』

『いつでもここへ帰っておいで』


そんな言葉を交わすことは一度もなかったんです。

お互いにいつか別れの時がくると初めから感じていたんですよね…

え…泣けるんですけど…

冬のある日出掛けた帰りに、ふと見かけた教会に入ることにした2人。

トレヴァーはジーンに、良いトランクが買えて良かったと話しかけます。

毛皮のコートも買おうか、靴も新調した方がいい、と話し続け…

「あとは 何が必要だい?ジーン…」

そう言ってトレヴァーは涙を流し始めます。

ここはもう、涙なしには読めません…

そんなトレヴァーを抱きしめ、ジーンは

「やっぱり僕行かない!!」

と焦りの表情で伝えます。

かつて自分には全てが揃っていたのに、それらを捨てて故郷を出たジーン。

そのことに後悔の念があったはずなのに、自分はまた同じことをするところだった、と思い直し、ずっとトレヴァーにそばにいることを決意します。

…と、ここで…

甥っ子ジーンが手記を読んでいたことを叔父のトレヴァーに見つかってしまう!?

手記を読んでいたことがバレる甥っ子ジーン!?※ネタバレ

ノートを開いた状態の画像

ついにトレヴァーの手記を読んでいることがバレてしまった甥っ子ジーン!

プライベートの詰まった手記をなぜ読み進めたのかと問い詰めるトレヴァーに、甥っ子ジーンは、自分も伯父さんと同じかもしれない、と告白し始めて…

ジーンは自分のセクシャリティに関して悩んでいたんですよね。

それを聞いたトレヴァーは、「今急いで決めなければならないことじゃない」と言います。

焦らずに思うようにすれば、それが正解であり、君の心はずっと自由なんだと伝えるんです。

悩んでいたジーンは、その言葉に勇気付けられます。

その後ジーンはトレヴァーの手記の続きを読みたいとせがみ、ジーンの押しに負けてトレヴァーはそれを許してしまうんです。

そして舞台は手記の中のトレヴァーとジーンへ…

トレヴァーは親権争いの裁判を担当しており、顧客のホワイトが単独親権を得られるよう奮闘しているんです。

ホワイトの息子ライアンのシッターをジーンが任されており、その日はトレヴァーの職場でホワイトと話をしている間、部屋の隅でジーンがライアンの面倒を見ていた。

ライアンは1人でトイレに行くと言って部屋を出て行き、ジーンが念のためその後を追うと、トイレにライアンはおらず…

ライアンは1人で事務所を飛び出し、どこかへ行ってしまったんです。

これは焦る!!

大きな事態となってしまい、大人たちは慌て、ジーンはライアンを探しに外へ駆け出します。

ジーンはライアンに、自分の故郷がセントラルパークの方にある、と言っていて、そこを目指したんじゃないかと当たりをつけ、セントラルパークへ向かうんです。

その日は大雪が降っていて、焦るジーンに、ライアンの声が届き、ジーンはライアンを見つけ出します。

大事に至らなくて良かった…と思いきや?

すぐに戻ろうとしたものの、その時ホワイトアウトが起こってしまい、ジーンはその場から動けなくなってしまうんです。

故郷が恋しい自分と向き合うジーン※ネタバレ

荷物を抱えて道を歩く男性の後ろ姿の画像

ちょうど近くに雪をしのげるテラスがあり、そこでジーンとライアンは身を寄せ合って吹雪がマシになるのを待つことに。

そのテラスには、雪をしのぶホームレスたちの姿が。

ホームレスたちを見て、かつての自分の姿と重ねたジーンは、故郷での出来事を思い出します。

ラムスプリンガ中のジーンは夜中に仲間たちと集まってタバコや酒を楽しみ、自由に過ごします。

そんな仲間たちを見て、ジーンはラムスプリンガが終わってからみんなはどんな道へ進むのかと訊ねます。

そんなジーンを仲間たちは笑い、「まさか本当に出て行くつもりなのか?」と言うんです。

その言葉に驚いてしまうジーン。

みんなは今自由を謳歌しているものの、ちゃんと現実を見ていて、故郷を捨てる選択なんて少しも持っていないんですよね。

ジーンはみんなと同じようには考えられず、あまりにも意見が違うことにショックを受けるんです。

ジーンの想いは誰とも共有できないもので…孤独を感じるんですよね…

そして故郷を出る決断をしたジーン。

母親はいつでも帰ってきていい、と言うものの、規律を重んじてきたジーンにとってその言葉が受け入れられず、「今更戻ってきていいなんて言わないでよ!!」と声を荒げます。

そこに父親がやってきて、

「その瞳でこの世界を見ておいで そうして愛を身に着けたら いつか己も赦してあげなさい」

と告げるんです。

この言葉で分かる…ジーンの父親は心の大きな人だったんですよね。

ジーンの葛藤さえも見抜いていた父親、ほんと偉大です。

そして吹雪は収まり、ジーンとライアンはトレヴァーとホワイトと合流し、ジーンはその場で倒れてしまいます。

ジーンはライアンを見つけた際に捻挫をしていて、熱を出していたんですよね。

そしてジーンは、ライアンが出て行ったのは自分のせいだと言い出します。

自分が故郷の話ばかりするからライアンはそこを目指したんだとジーンは言うんですが、実際は違っていて、ライアンは母親が悲しそうにする所を見て、父親に文句を言おうと父親の職場に向かっていたんです。

それを聞いたジーンは

「帰りたいのは僕の方だったんだ」

と気付きます。

家族も故郷の環境も大好きだったのに、ジーンは自分には何かの才能がある、特別な未来があると信じたくて、外に飛び出したんですよね。

でも実際は「自分を賢いと思い込んだ愚かなひねくれ者で皆はそれを知っている大人だった」ということに気付きます。

そして弟のダニーにはもう戻れない、と言って別れたことをジーンは激しく後悔していて…

そんなジーンにトレヴァーは

「きみはただ、かつて一人の若者だった

そこに罰や罪などあるものか

全て赦すよ

何せ私はきみに救われたきみの神様なのだから」


と言って優しくキスをするんです。

あぁ…トレヴァーの言葉が胸に刺さる!

赦されたジーンの心情はどれほど温かくなったことか…

ジーンを送り出すことを決めたトレヴァー※ネタバレ

木に雪が降り積もっている様子の画像

ライアンとのことがあった翌日、ジーンは捻挫のためスケートに行けないことを残念がります。

「カナダに発つ頃にはすっかり治ってるさ」とジーンを元気付けようと言ったトレヴァーの言葉に、ジーンは驚きます。

ジーンはカナダには行かないと言ったはずなのに…

でもトレヴァーは裏で手を回していて、カナダ行きをそのまま進めるよう教授にも話をつけていて…

そこでトレヴァーは自分の本心をジーンに打ち明けます。

本当は大好きなジーンが居なくなるなんて考えたくない、ものすごく寂しいということを。

ずっと一緒に暮らしていきたい…でもそれ以上に

「きみにはもっと世界を見てほしい」

そう伝えます。

色々な場所に行って、様々な人と出会い、少年時代になりたかった何者かになってみてほしいとトレヴァーは言うんです。

「そうして今度は

自分を赦してみてほしい

次は私じゃなくて…

きみがきみ自身をね」

このセリフはトレヴァーの深い愛が感じられます。

離れたくない、だけど愛しているからこそ離れるんです。

とんでもない決意で言ったに違いないトレヴァーの言葉はとても重みがあります…

そしてジーンは、カナダ行きを今度こそ決意するんです。

トレヴァーにとっても勇気のいる決断ですよね…

それほどまでにジーンを愛しているということなんですよ…!

トレヴァーとジーンの別れ、そして時が経ち…※ネタバレ

親愛なるジーンへ2巻表紙切り抜き画像その2

ジーンがカナダへ向かう直前、ジーンはトレヴァーの実家へ行きたいとねだり、2人はトレヴァーの弟・ジェイクのもとへ。

ジェイクの妻・ジェシカはトレヴァーを連れてきてくれたことをジーンに感謝し、そして妊娠中のジェシカは子供の名前を「ジーン」にしようと言うんです。

そしてこの後甥っ子ジーンが生まれるわけですよね!!

その日の夜、ホテルで愛し合うトレヴァーとジーン。

それは2人にとって最後の夜なんですよね。

ジーンは最後の夜に、トレヴァーにボトム(受け)を提案します。

でも結局ジーンはトップ(攻め)では出来なくて…ジーンはトップがしたかった訳ではないんですよね。

ただ、トレヴァーが今まで自分をどんなふうに優しく抱きしめたのか、どれほど温かく自分を愛してくれたのか、トレヴァーにも知ってほしかったんです。

「僕が…どんなにあなたを愛してるか」

ジーンは泣きながら、どうすれば上手く伝えられるのかと考えあぐねます。

「ありがとうジーン 大丈夫 もうそれだけで私は生きてゆける」

そんな言葉をトレヴァーはジーンに送ります。

愛し合う二人の会話が尊すぎて悲しすぎる…!!

そしてジーンは、カナダへと旅立っていったのです。

時が経ち、甥っ子ジーンがトレヴァーのもとから故郷に帰る日、駅についたジーンはトレヴァーに、なぜジーンと別れたのか訊ねます。

そんなに単純な関係ではなかった、そうトレヴァーは答えるんですよね。

そしてジーンはガムを買ってくるからそこのベンチで待っていて、と言って去っていき、トレヴァーが言われたベンチに座っていると…

そこに昔のジーンの写真を持った元アーミッシュのジーンが現れるんです。

実は甥っ子ジーンは、ジーンに手紙を書き、ジーンが近くニューヨークに戻る予定だと知り、会う予定を取り付けていたんです。

甥っ子ジーンの粋な計らいにより、2人は再会を果たすことに。

甥っ子ジーン、素敵なサプライズをありがとう~!!

ジーンはトレヴァーと別れた後、ドイツやオランダ、ボストンにいて、秋からまたニューヨークに戻り、文化人類学の講師をすることになっていたんです。

2人の間はギクシャクしてしまい、ついにジーンはその場を離れようとします。

ですがトレヴァーは離れていくジーンの腕を掴み…

住むところは決まっているのか訊ね、まだ決まっていない、と答えるジーンに

「おかえり ジーン」

と言って両手を広げるんです。

「ただいま トレヴァー…」

と言ってジーンはトレヴァーの胸に抱きつき…

2人は一緒に歩き出します。

そしてジーンの故郷ではさらにもう1人のジーンが。

ジーンの弟・ダニーは自分の娘にジーンと名付けていて…

娘のジーンは、最後のラムスプリンガとして叔父のジーンに手紙を書きます。

「私はここで生きてゆくわジーン…」

そう言って、娘のジーンは自分たちが元気でいることを伝える手紙をジーンへと送るんです。

完結記念小冊子の内容※ネタバレ

親愛なるジーンへ2巻表紙切り抜き画像その1

ここからは「親愛なるジーンへ」の完結記念小冊子の内容です。

通常版にはついていない内容なのでご注意を!

季節は冬になり、クリスマスに甥っ子ジーンは再び叔父のトレヴァー宅へ遊びにやってきます。

その時トレヴァーの家にはもちろんジーンが住んでいて

2人のジーンはそこで初めて挨拶を交わします。

そこにはトレヴァーの元婚約者のカレンもいて、4人はスケートに出掛けることに。

甥っ子ジーンはスケートで滑りながら、自分が2人を巡り合わせたことはお節介だったかとジーンに訊ねます。

ジーンにとっては何かキッカケが欲しかったところで…甥っ子ジーンの計らいはステキなキッカケとなったようなんです。

甥っ子ジーンはその後の2人の近況を聞くんですが、実はジーンはそのことで悩んでいて…

ここ、気になるとこですよね!2人の関係はどうなってるの!?

再会して、一緒に暮らしてはいるものの、お互いどういう関係かわからなくなっていて、微妙な空気が流れているんですよね。

親友?家族?恋人に戻る?

ここからどう進展させるべきなのか、自分がどうしたいのかが分からないジーン。

それを聞いた甥っ子ジーンは

「今悩んでることはきっと今急いで決めなきゃいけないことじゃないよ」

と伝えます。

この言葉はかつてトレヴァーが甥っ子ジーンに送った言葉なんですよね。

「ジーンとトレヴァーの関係は『ジーンとトレヴァーの関係』!」

それだけのことだと甥っ子ジーンは告げます。

その言葉に、ジーンは背中を押されるんですよね。

2人はお互いにとってかけがえのない存在。

それだけで十分だということを改めて感じるジーンなんです。

「親愛なるジーンへ」2巻の感想レビュー

「親愛なるジーンへ」2巻は素晴らしく美しい結末で本当に心が温まりました!

何度読んでも涙腺が緩んでしまう、そんなステキな作品です。

冒頭のトレヴァーとジーンのラブラブな生活は本当に濃厚に描かれていて幸せになるんですよね…!

だけどそんな幸せな日常を捨ててまでカナダに行こうとするジーン。

それはジーンが故郷を捨てた日に親から言われた「その瞳でこの世界を見ておいで」という言葉にもある通り、ジーンにはいつも世界を見たいという気持ちが付きまとっているんですよね。

何者かになりたかった少年時代の夢。

その夢があったからこそ、ジーンは故郷を捨てたんです。

なのにニューヨークに留まっている、というのはジーンにとって悩ましい現状で…

そしてカナダへ行くことを決意し、背中を押してくれたトレヴァーが、寂しさのあまりに泣いてしまうシーンでは、もう心が苦しくてたまらなくなります…

必死に耐えてきた感情がついに崩壊してしまう、トレヴァーの涙が本当にせつなくて…

そこでジーンは一旦はカナダへ行くことを取り消すんですよね。

自分は何を贅沢なことを言っていたんだと…

故郷を捨てたことが過ちだったと感じた感情を思い起こし、大切なものを手放すことを惜しむようになるんです。

だけどジーンの中では世界を見たいという気持ちがくすぶっていて…

トレヴァーはそれを分かっているんですよね。

ジーンに自由でいてほしい、と誰よりも感じているトレヴァーは、愛で縛ることもできず、ジーンと別れることを決意するんです。

愛しているからこそ、縛れない…この感情がとても深くて、悲しくて美しい…

中々こんな展開描けないですよね…

つらすぎます…

お互いこんなに愛し合っているのに別れるなんて…いや、愛し合っているからこそ、ですよね…

でも運命は繋がり合っていて…

ジーンと同じ名前を持つ、甥っ子ジーンの存在。

これは偶然なんかじゃなく、必然なようにも感じます。

甥っ子ジーンは「ジーン」だったからこそ2人の関係に興味を持ち、そして2人をもう一度引き合わせるキッカケを作ったんです!

甥っ子ジーンは良い仕事したよほんとに!!ありがとう!!!

トレヴァーとジーンは今後どんな関係になるのかは分からない、と作者の吾妻香夜先生もあとがきで仰っていて、それがまたワクワクする気持ちを生み出していてステキに感じました!

「親愛なるジーンへ」の中では曖昧な関係に終わっていたけど、私は個人的に、また恋人同士の関係になるのだと妄想しています!!(笑)

それと…私は「親愛なるジーンへ」の表紙が本当に大好きで!

めちゃくちゃ美しくないですか!?

親愛なるジーンへの1巻と2巻の表紙

1巻は書斎に佇む若かりし頃のジーン。

トレヴァーがジーンに送った観葉植物で埋め尽くされ、緑が鮮やかでとても生命力に溢れたイラストになっています。

2巻は自宅の玄関でジーンを出迎える現代のトレヴァー。

こちらもジーンへ送る花が咲き乱れていて、愛に溢れるトレヴァーの心を表現しているかのよう。

どちらもジーンに送る鮮やかな植物が本当にキレイで、愛を感じてなんだか眩しく感じます。

もうね、ここまでくると表紙を見ただけで泣きそうになっちゃう(笑)

「親愛なるジーンへ」はそれくらい私の心に響いた作品でした!

「親愛なるジーンへ」2巻の続きは?ドラマCD化が決定!

「親愛なるジーンへ」2巻の続編は今のところ決まっていません。

作者の吾妻香夜先生も完結、と仰っているので続編はないのかも?

でも…できれば見たい…!!!

アラフィフのトレヴァーとアラフォーのジーンの愛のある生活が見たくてたまりません。

2人の関係がどんなものなのか、どうしたいのかが分かっていなかったジーン。

今後も2人は変化を迎える可能性がありますよね。

どんな関係性になっていくのか…すごく気になって仕方ありません。

私個人は恋人同士で妄想してはいますが(笑)

吾妻香夜先生的にはそこは敢えて描かずにいようとしたのだと思いますが…

いや、なんかその方が収まりがいい気がするのはすごく分かるんですが…

でも!読みたいんですよ!!!

私はおじさん同士の恋愛にもかなり萌えるタイプなので…

是非とも…なにとぞ…続きを下さい…!!!

叶わない願いかもしれませんが、期待して待っています!

そして!「親愛なるジーンへ」はドラマCD化が決定しております!

これはめちゃくちゃ嬉しい~!!

ここまでの名作なので当たり前と言えば当たり前!?

ジーンの声を担当するのは村瀬歩さん

これまた超有名な声優さんを起用していて…期待が高まる…

トレヴァーの声は誰が担当するのか今から楽しみでたまりません。

「親愛なるジーンへ」の1巻だけドラマCD化するのか、2巻もドラマCD化するのかはまだ分かりませんが、しっかり最後までドラマCD化してほしいですね。

「親愛なるジーンへ」の大ファンからしたら、完結後もまだ楽しみが続いていて本当に嬉しいです。

ドラマCD化の続報を楽しみに待ちたいと思います♪

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