2021年8月6日
治癒の力をもつ青年×短命の戦巫子がおりなす、
救済系ファンタジーロマンス、開幕!
その島には、海からくる化け物と闘い、人々を守る巫子がいた。
成長がとまり、呪いを受けた身体で孤独に闘う巫子の名はエルヴァ。
そんなエルヴァの身の上を知った少年・アルトは、
彼をその役目から解放してやりたいと願う。
誰も近づかなかったエルヴァのもとに通い詰め、
世話をするようになり、ずっと彼のそばにいると誓ったのだ。
そうして、年下ワンコと美丈夫という正反対なふたりが、
主従のような家族のような日々を過ごして8年。
数年の命だったはずのエルヴァの身体は、
何故か回復の兆しをみせていて――?
※「夜明けの唄」1巻あらすじ参照
ユノイチカ先生の描くファンタジー超大作BL漫画「夜明けの唄」1巻を読みました!
まずは簡単なあらすじと感想からご紹介していきますね!
「夜明けの唄」1巻のあらすじと、ざっくり感想
夜の黒い海と戦い島民たちを守ってくれている覡(かんなぎ)様。
10歳のアルトはある日、覡様であるエルヴァが闘っている姿を目の当たりにしてその姿に惚れ込み、下男として仕えるようになる。
命を賭けて闘うエルヴァがいつか自由になれる未来を望むアルト。
そしてアルトが側に来てからエルヴァの体に変化が起きて…?
本来ならとっくに寿命が尽きているはずのエルヴァは8年経った今も闘い続けている。
18歳になり成長したアルトは覡の謎が掴めないことに焦りを感じていたが、ある時その謎に少し近づける糸口を見つける!?
正直なところファンタジーBLってあまり興味がなかった私ですが、「夜明けの唄」はすごく作りこんだ内容となっていて面白い!
設定にとにかく謎が多くて続きが予測できず、ハラハラドキドキしながら読んでいます。
物語の最初は10歳の少年だったアルトが8年後イケメン青年に育つのも見どころの一つ。

従順なワンコとしてエルヴァに仕える姿がとっても可愛いんです♪
エルヴァは覡の設定上成長が止まっていて、若い姿のままなんですがとっても美人!
でも覡という役目を背負うということはあまりにも残酷でツライもので…
その境遇はかなりせつないです。
どこか儚い印象のエルヴァなんですが、アルトの存在のおかげで段々笑顔が多くなってくるんですよね。
アルトとの関わりの中で人の温かみを感じるようになったエルヴァ…

今後の幸せを願わずにはいられない!
「夜明けの唄」1巻はエロシーンはありません。
今後の展開ではもしかしたらそんなシーンもあるかもしれませんが…
今のところはかなりピュアな関係の2人。
おそらくアルトが攻めでエルヴァが受けです。
2人の関係は恋愛という意味で近づいていきそうな気配もあるので、いつかちょっとでもエロシーンが見れたら嬉しいなと期待!
とにかく「夜明けの唄」はファンタジーBL漫画としては異例の人気を誇っているのでBL好きさんには必ず読んでみて頂きたい1冊です。
エロシーンがないという点では、BL初心者の方にも読みやすい内容と言えるのではないかと思います。
それではここからは「夜明けの唄」1巻の詳しいあらすじと感想に入ります!
※ネタバレも含みますのでご注意ください。
少年アルトは覡様を救おうと決意する!?ここからはネタバレ注意!

10歳のアルトは母を失ったことで叔母の家に引き取られることになり、そこで覡様の存在を知る。
夜の黒い海と闘い島民たちを守っているという覡様に興味を持ったアルトは、村人たちが当番制で食事を持っていく役目を買って出るんです。
初めて見る覡様は髪が白く、でも手先は黒く染まっており、子供の姿をしていた。
自分たちは覡様に守られていたんだと知り興奮したアルトは、もっと覡様のことが知りたいと思うようになる。
アルトの出会った覡の名はエルヴァといい、南の覡小屋で村を守るため、毎晩夜の冷たい海から湧き出る得体の知れないモノたちと闘っていた。
ある日修道院から各地の覡様たちの様子を見て回っているというレティとコノエがエルヴァの元へやってくる。
エルヴァが覡になって5年が経っており、覡最長は8年。
自分もそろそろくたばるだろうかとこぼすエルヴァ。
そして東の覡が死んだと聞き、エルヴァはショックを受ける。
一人覡が死ぬと、どこかの子供の髪が突然白くなり、その子供は新しい「花付き」として修道院へ送られ、次の覡候補として待機をする。
そんなことがもう100年以上続いており、エルヴァはレティに黒い海からくるモノが何かまだ分からないのかと問い詰める。
その問いにレティは答えることができず、帰ってくれとエルヴァに言われます。
手足の墨痣(ぼくし)は体の成長を阻害し、エルヴァは今18歳になるのに見た目は覡になった13歳の姿のまま。
覡は人からも時間からも孤立して、花が枯れるように死んでいくんです。

めちゃくちゃ切ない設定ですよね…
エルヴァは自分以外の覡の事をひどく気にかけている様子で、エルヴァの優しさが伝わります…
ある夜、夜の海に肝試し感覚で出掛ける少年たちに気付き、アルトは後を付けます。
すると黒い海が少年たちに襲いかかり、アルトは助けに向かう。
そこにエルヴァが現れ、アルトと傷を負った少年を抱えて一旦海を離れ、またすぐ海へ戻ると海から湧き出るモノたちと闘い始める。
普通の人間は黒い海に触れると痛みを伴うはずがなぜかアルトは平気な様子で!?
必死に闘うエルヴァを見て、アルトはエルヴァの小屋で風呂を沸かし、食事を作って帰りを待つことに。
疲れて帰ってきたエルヴァは、アルトの出迎えに戸惑うものの存在を受け入れ…
そしてアルトは
「覡様の役に立ちたい」
と言ってエルヴァの自由になれる未来を模索しようと決意します。
その日からエルヴァの元へ毎日訪れるようになるアルト。
するとエルヴァの墨痣が少しずつ薄れていき…!?
それから8年が経ち、エルヴァの墨痣は指先に残る程度にまでなり、さらに体の成長も少しずつ感じ、16、7歳に見えるまでに。
アルトは18歳になり、逞しい青年へと育ちます。

背も伸びてイケメンに育ったアルトにテンションが上がっちゃいます!(笑)
「夜明けの唄」の冒頭はアルトの成長過程が萌え♪
8年が経ち、アルトとエルヴァの関係は?

18歳になったアルトは鍛冶仕事をしながらエルヴァの下男のように仕える日々を送っていた。
8年前はエルヴァと村人にはほとんど交流がなかったが、アルトが覡小屋に通うようになってから周囲の態度は少しずつ変わっていき、昔より身近な存在として受け入れられるようになっていた。
エルヴァの墨痣が指先だけにまで消えたことに驚きを隠せない様子のレティ。
アルトの存在が理由だと思われるも、ハッキリしたことは分からないままなんです。
そして女性と話していたところをコノエに見られたアルトは、レティにモテ期かと聞かれて
「オレちゃんと好きな人いるから!!」
と答えます。
エルヴァがいない場で、好きな人について問い詰められたアルトは、エルヴァ様だとレティとコノエに告白します。
でも正直なところ誰が見てもそんなのは分かり切ったことなんですよね。
明らかにアルトの目にはエルヴァしか映っていないんです。

「夜明けの唄」1巻はこのアルトの一途なわんこ感がたまりません!
ある朝、エルヴァは少し一緒に眠るかとアルトを誘いますが、もう18歳なので、と言って断るアルト。
それを聞いて衝撃を受けるエルヴァの様子がちょっと面白い(笑)
アルトはエルヴァが覡という任から解放される未来を作りたいと思うものの、何の糸口も見つかっていないことに焦りを感じる。
どうにかしたいと考えていると、エルヴァは突然アルトに対し言いづらそうに
「俺の世話ばっか焼いてられないだろ だから…」
と言いはじめ…
アルトはその続きが聞きたくなくて逃げてしまう。
そしてその日は珍しく酒を飲み、夜も近づく頃、酔った状態でエルヴァの元へ向かうアルト。
酔っぱらったアルトはエルヴァに抱きつき、
「オレのこといらないなんて言わないで…」
と告げてエルヴァにキスをする…!
アルトは覡の謎を探るため行動に出る

翌朝、酔いの冷めたアルトはキスしたことが夢か現実か分からず、とりあえずよく覚えていないと言って謝る。
エルヴァは改めて、自分の言いたかったのはいらないって意味じゃなく、アルトにはアルトの人生があるのだと言いたかったのだと伝えます。
それならこれからも誠心誠意お仕えしますと意気込むアルトに、エルヴァは優しく微笑みかけます。
この笑顔が本当に美しくて…
アルトはエルヴァへの想いをさらに募らせます。
そして、ある時アルトの元へ修道院の修繕の仕事が舞い込みます。
エルヴァが一時住んでいたという修道院。
覡の謎が少しでも分かればと思ったアルトはその仕事を引き受けます。
修道院は遠く離れており、1週間村を離れることになるアルト。
修道院を訪れたものの、仕事以外で自由に動ける時間がなく、何も調べられないことにアルトは焦る。
ある朝、シスターに声を掛けられたアルトは覡様を解放してあげたいと訴えます。
ですがシスターは覡様は黒い海を倒せる人としての役割を全うしているだけだとして聞く耳を持たないんです。
修道院で過ごす最後の夜、アルトは何か少しでも情報を得られないかと建物内を探索します。
すると覡候補の「花付き」に出会います。
その少年はエルヴァの後継候補だったのですが、あまり話すことは禁じられているとして詳しい話は聞けないまま離れてしまいます。
そして翌日帰る準備をしていると島で一番偉いという領主様が現れ、エルヴァが幼い頃自分の屋敷にいたことを話す。
アルトはもっとエルヴァのことを聞こうとするものの、領主様からは拒否されてしまう。
そしてある女性が急に話しかけてきて、アルトの父親と知り合いだと名乗り…
「この子もアルトみたいに育ってほしいな…」
と自分のお腹をさする。

なんかいろんな人物が出てくるけど全員とまともな会話ができてないんですよね…
モヤモヤ…
アルトは修道院で色々な人に接触できたものの、ヒントになるような事は何も得ることができず、悶々としてしまう。
そしてその頃エルヴァはというと、アルトと離れて1週間で手の墨痣が広がっていて…!?
「夜明けの唄」1巻の中でもここは謎が次々と出てくる部分ですね!
再び黒い海に対峙することになったアルトは…!?

アルト達が村に帰る途中馬を休憩させていると、囚人を連れた警吏の一行に出会います。
世間話をしている中で覡様の話になり、警吏たちは馴染みの薄い覡様の話に興味を持つ。
夜の海には何が出るのか知らない警吏たちに海が襲ってくるという話を聞かせるアルト。
それを聞いた警吏の一人は、囚人たちを夜の海で処刑しようと言い出すんです。
アルトは夜の海に近づいてはダメだと伝えますが、囚人だけなら問題ないと言って聞かない。
不安になったアルトは警吏たちについていくことに。
黒い海のことがわかるまたとない機会だと思うものの、こんなことエルヴァは許さないだろうと気付いたアルトは囚人たちを逃がすために海に近づきます。
夜が訪れ、黒い海は容赦なく囚人たちに襲い掛かり、アルトは急いで囚人たちの鎖を解く。
だけど海のスピードには勝てず、助けられずに死んでいく囚人だち。
そしてなぜかアルトだけは海に襲われないんです。
すると、一人の死んだはずの囚人が起き上がり、やったぞ、と喜びはじめ…!?
何ものかに体を乗っ取られたかのような様子に動揺するアルト。
ですがアルトはその囚人に押し倒され、波にさらわれてしまう!
海に落ちたアルトは…!?
一方その頃、エルヴァはアルトから離れてから墨痣が濃くなってきたということをレティに打ち明けていた。
レティは今の任務から降りようと考えていたんですが、エルヴァが助かるのかもしれないと知り、なにか行動に出ることを決意します。
コノエもそれを後押ししている様子。

この2人も謎が多いんですよね。
「夜明けの唄」のキーパーソンな気がします!
エルヴァにとってアルトは大切でかわいくてしょうがない存在。
でも、自分の命をつなぐ手段として求めるきもちがゼロじゃないとも言えないんです。
そんな自分がアルトにそばにいて欲しいと思うのはズルいんじゃないかと思い悩むエルヴァ。
アルトが帰ってくると聞き、レティとコノエとエルヴァはアルトを迎えに村に出ることに。
するとそこで、アルトが夜の海に落ちたということを知る。
それを聞いたエルヴァは衝撃を受け…!?
そしてアルトはというと、海辺に打ち上げられ、ある人物に助けられる…
「夜明けの唄」1巻は続きがかなり気になるところで締めくくられていました!
「夜明けの唄」1巻の続きは?ドラマCDも大人気!
ハラハラする展開で締めくくられてした「夜明けの唄」1巻!
続きが全然予測できなくて、今後の展開がすごく気になります!!
「夜明けの唄」1巻ではエルヴァが今背負っているものについて明かされ、そしてアルトによってエルヴァの世界が少しずつ変化していく様子がせつなかったり、ほのぼのしたり…そんな内容でした。
ふわっとした設定のファンタジー漫画もある中、「夜明けの唄」はかなり細かい設定で作りこまれていることがわかります。
とにかく謎が多い!!
黒い海が何なのか、まだ少しも分からないし、覡の存在も謎に包まれています。
そしてアルトがなぜ黒い海に襲われないのか、そしてなぜエルヴァの墨痣を薄くしているのか、ここもかなり謎ですよね。
「夜明けの唄」1巻は謎が謎を呼ぶ、そんなストーリーになっていました。
アルトはエルヴァのことかわいいと思っているみたいだけど、私的には美しいって感じです!

エルヴァ様美しい~!と思って興奮して読んでしまいました(笑)
エルヴァの口が悪いのもなんだか魅力的~!
そして細かいところですが、エルヴァの耳飾りがエキゾチックでステキなんですよ!
なんだか妙に色気を感じてしまう!!
アルトのわんこっぷりも可愛いですよね。
わんこ攻め大好きなのですごく萌えました!

とにかくエルヴァに従順なところが良い…
何もかもエルヴァのために尽くしまくるアルト、理想の攻めと言えるのでは!(笑)
謎が多いファンタジー作品で、シリアスだったりせつなかったりする場面も多いですが、アルトが明るくて元気な性格なこともあって暗くなりすぎずに仕上がっていたのもすごく良かったです。
そしてユノイチカ先生の安定の絵の上手さが素晴らしいです。
実は「夜明けの唄」はユノイチカ先生の商業誌初コミックスなんですよね!
初コミックスでここまで壮大なストーリーを描くなんて凄すぎる…
ちなみに私はユノイチカ先生が商業誌デビューをする以前の二次創作活動時代からのファンでして…(笑)
急に古参アピールみたいになっちゃいますが(笑)
とにかくアマチュア時代から長年応援してきた先生がプロとして大活躍しているのは本当に嬉しいです!
今後の活躍も期待しています♪
「夜明けの唄」1巻の続きはどうなるんでしょうか…
たくさんの謎が少しずつ解明されていくのが楽しみです。
そしてアルトとエルヴァの関係がどうなっていくのかも楽しみ!
アルトのエルヴァへの恋心は明白だけど、エルヴァはアルトに対してまだ恋という感覚は薄いような感じがします。
だけどキスはもうしちゃったので…その先に進むのはいつになるんでしょうか!
すごく楽しみです♪
「夜明けの唄」はドラマCDも大人気です!
ドラマCDの声優キャストはコチラです。
- アルト:内田雄馬
- エルヴァ:河西健吾
これまた豪華声優キャストのドラマCDですね。
内田雄馬さんは「BANANA FISH」のアッシュ・リンクス役や「呪術廻戦」の伏黒恵役で有名。
河西健吾さんは「鬼滅の刃」の時透無一郎役で有名ですよね!
贅沢なドラマCDになっているので要チェックです!
「夜明けの唄」2巻の感想&ネタバレはこちらの記事でまとめているのでよかったら読んでみてください♪▼

