2022年10月07日
「愛されてることを わかってほしい」
「俺は充分なんだ お前がやさしいから」
想い合う関係となった二人が迎える初めての新月の夜。
エルヴァはアルトに抱きしめられながら
ゆっくりと、心につかえていた苦しい感情を吐きだす。
互いの愛おしい気持ちは成長してゆくばかりで、
触れたいと願った二人はついに――…?
一方、アルトはレティの隠れ小屋で思いもかけない秘密を目にしてしまう。
果たしてそれは、彼らに希望をもたらすのか?
スパダリ年下ワンコ×クーデレ戦巫子、二人の恋路と島の謎に
W衝撃展開の第3巻―――!
※「夜明けの唄」3巻あらすじ参照
ユノイチカ先生の描く謎に包まれた島が舞台の、超話題のファンタジーBL漫画「夜明けの唄」3巻を読みました!
まずは簡単なあらすじと感想からご紹介していきますね!
「夜明けの唄」3巻のざっくりあらすじ&感想
アルトがエルヴァに受け入れられて日が経ち、新月の夜、アルトはエルヴァの過去が知りたいと詰め寄ります。
自分の生い立ちを少しずつ話すエルヴァは苦しみながらも全てを吐き出し、アルトに心をあずける。
そうしてさらに距離を縮めた2人はキスより先に進む…?
そんな中、アルトはレティが夜の海へ向かうのを目撃してしまい、後を付けるとそこには知らない世界が!
レティやコノエの素性も少しずつ明らかになってきて、物語は新展開へ。
マニエリも再び登場し、アルトとエルヴァの平穏な日常が脅かされていく。
覡(かんなぎ)という重い役目を背負わされ、幸せになることに臆病になっていたエルヴァは少しずつ考え方が変化していき…
「夜明けの唄」3巻はたくさんの謎に新展開を迎えた内容でした。
覡や黒い海については謎に包まれたままですが、レティやコノエの正体、そして外の世界について明らかになりました。
少しずつ明らかになる事実…どんどん物語は深みを増していって面白くなっていっています!
アルトとエルヴァの関係性も徐々に深まっていて大興奮!
「夜明けの唄」3巻はエロシーンはほとんどないですが、前巻よりはあります!
巻を追う毎にすこーしずつエロさが加わり…

次の巻は一体どうなってしまうの!?と期待しまくってしまう(笑)
ファンタジーとしての設定の細かさや奥深さに加えて、恋愛要素もしっかりあるので、とにかく読みごたえがスゴイ。
続きが気になる点が多すぎて、地団駄してしまいそうになる(笑)
読めば読むほどユノイチカ先生の描く世界観に引き込まれます。
全ての謎が解き明かされるのはいつになるのか!?
そしてアルトとエルヴァの幸せで平穏な日々はやってくるのか!
今までの詳しいあらすじが知りたい方は「夜明けの唄」2巻のネタバレ含むあらすじ&感想レビューの記事を読んでください!▼
それではここからは「夜明けの唄」3巻の詳しいあらすじと感想に入ります!
※ネタバレも含みますのでご注意ください。
新月の夜、エルヴァは過去の自分と向き合う。ここからはネタバレ注意!

アルトが自分の想いを伝えてから1ヶ月経ち、新月の夜をまた2人きりで過ごすアルトとエルヴァ。
新月の夜はエルヴァが闘わなくても良い、特別な夜なんですよね。
軽いキスまでは頻繁にするようになった2人。
長い時間を過ごせる新月、エルヴァは少し身構えてしまっているみたいで!?
そこでエルヴァの予想に反して、アルトは話がしたいとエルヴァに持ちかける。
エルヴァの昔の話を聞きたいとアルトは言い、エルヴァは少しずつ、自分の生い立ちを話し始めます。
ゴミをあさる様に生きてきた幼い頃のエルヴァは、屋敷に住むメイドの女に拾われます。
屋敷の旦那様はエルヴァの存在を知り、息子たちの遊び相手になるように言うんです。
息子たちの中で兄貴の方はエルヴァを乱暴に扱ったが、弟のシヨンはたまに読み書きを教えてくれる仲に。
だけどエルヴァの存在は特別歓迎されたわけでもなく、かと言って煙たがられたわけでもなく。
誰もとくにエルヴァに関心を寄せることはなかったんですよね。

エルヴァの孤独な幼少期に胸が痛くなります…
髪が白くなり、覡候補の『花付き』になると修道院に引き取られ、修道院からは家族へ金が支払われる。
エルヴァが花付きとなった時、「家族は?」と問われとっさに、自分を拾った女が母親だと答えたんです。
その後エルヴァは修道院で他の花付きと暮らすようになり、そこで親友と言えるほどの人物が現れる。
だけどその親友はちょうどアルトと出会った頃に、東の覡として死んでしまったと聞かされるんです。
話しているうちに親友のことを思い出し、涙を流すエルヴァ。
そして母親だと言った女のことを思い起こし、ためこんでいた想いがあふれてくるんです。
アルトはそんなエルヴァに話を促し、優しく受け入れます。
エルヴァの弱い心は段々と解き放たれていき…
当時その女に向けていた感情を吐露していきます。
自分の子供を失ったために頭がおかしくなってしまった女はエルヴァを子供の身代わりにして世話をしていたんですよね。
エルヴァはその女の目が自分を見ているわけじゃなかった事に気付いていたんです。
それでも優しく子守唄を歌って頭を撫でる女に当時のエルヴァは確かに救われていて。
女を恋しく想う自分をみじめに感じていたエルヴァは、今までその気持ちを心の奥底に隠していたんですよね。
エルヴァの抱える孤独を知り、今まで内に秘めていた想いを全てを吐き出させるアルト。
アルトはエルヴァの痛みを分かち合えたことに喜びを感じるんです。
また一つ、2人は距離を縮めたんですよね。
アルトとエルヴァの関係はより深くなる!?

自然とキスができるようになってきたアルトとエルヴァ。
「俺はぎゅーってされる方が好きなんだ」
なんてめちゃくちゃ可愛い事も素直に言っちゃうエルヴァにアルトはもうメロメロで(笑)
めちゃくちゃイイ感じなんじゃないか、と仕立て屋のエイナルに惚気るアルト。
アルトは領主のシヨンの屋敷に招待されることになり、一張羅を仕立てにエイナルのもとへ訪れていたんです。
ゲイでもあるエイナルは、アルトのエルヴァへの恋心を知っている数少ない友人。
エイナルは、船でも作ってエルヴァと島の外へ出て行けばいいのに、と言いますが、アルトは
「ふたりだけで助かる船なんてエルヴァ様は乗ってくれないよ」
と言います。
それに対し、アルトを想い始めてるなら乗ってくれるかも、とエイナルは言い…
「恋は人を変えるよ」
そんなエイナルの言葉に少し心を動かされるアルト。
そして帰ってきたアルトに、エルヴァは不意に自分からキスをします。
アルトは初めてエルヴァからキスしてもらえたことに思わず泣いてしまう。

嬉しくて泣いてしまうエルヴァのワンコ感がめちゃくちゃ可愛い…!
本当に、恋は人を変えるのかも…?と期待してしまうアルト。
うれしそうにするアルトにエルヴァもたまらなくなり、優しくアルトの体に触れる。
その手つきに欲のようなものを感じて…!?
アルトはエルヴァの服を脱がしていく。
「お前ともっと キスがしたい」
そう言ったエルヴァにたまらなくなったアルトはキス以上の行為をする。
やっとキス以上ができたことに夢心地のアルトが面白い(笑)
キス以上と言っても、男同士のセックスの仕方を知らない様子のエルヴァに、アルトは怖がらせたくなくてお互い触り合うだけの行為に留めるんです。

ここでもアルトはおあずけを食らうわけですが、暴走しないアルトは本当にお利口ですよね!(笑)
2人はその日から裸で触り合う行為を重ねるように。
そんな行為にエルヴァは身体中に喜びが広がっていくのを感じ…
より一層アルトへの想いを深くしてくんです。
そしてアルトがシヨンに招待された日が訪れ、夜に屋敷へ向かうアルトは道中でレティを見かけます。
気になって後を追うと、なんとレティは夜の黒い海に入って行ったのにも関わらず海に襲われている様子もなくて…!?
その後建物の中に入って行ったレティをアルトは追いかけます。
建物から出て行ったレティを見て、その隙にアルトがその建物内に侵入すると、そこには見たこともない機械があって!?
それはiPadのようなもので、誰かと通信をしていたようなんですが、アルトの知る世界にはそんな機械は存在していないはずで…
見たこともない機械の存在に、アルトはこの島のものでなないと勘づく。
そこにレティが慌てて戻ってきて…
朝早くアルトの存在がないことを不審に感じていたエルヴァの元へ来客が訪れる。
そこには墨痣が体全体に広がり死にかけているマニエリと、見たこともない男。
マニエリを助けようとする男は、マニエリを覡に戻すつもりはないと言い、それを聞いたエルヴァは
「俺達は闘うか死ぬかの二択しかないんだ」
と言って…
エルヴァのその様子は何か洗脳されている様な雰囲気なんです。
レティとコノエの正体が明らかに…

問い詰めるアルトにレティは自分の知っていることを全て打ち明ける。
黒海は実はこの島にしか存在せず、この島の人間しか襲わないんです。
レティは島の外から来たので襲われることはないということ。
アルトが黒海に襲われないのも外の人間だからかと思われたんですが、レティにはアルトのような治癒の能力はなく…
アルトの治癒能力は謎のままなんです。
そして外の世界はこの島より遥かに進化を遂げていて、通信機器などに溢れた現代社会なんですよね。
この島はよそとの交流は100年以上ないと思われていたんですが、実は裏では繋がっており…
領主一族の勝手な価値観から、島は閉ざされた世界を保っていたんです。
レティは領主一族を探るため島にやってきたものの、外の世界のことは持ち込むなと領主に制限をされ。
覡が死んでいくのをただ見るだけの日々を送る中、アルトとエルヴァに出会い、覡の未来への光を感じたんです。
覡を助けたい、その気持ちは本当なのだとレティは言い…
アルトは自分にできることはなんだろうと改めて考える。
そしてエルヴァの元へ帰ったアルトは死にかけているマニエリを見て衝撃を受け、助けようと抱きかかえる。
アルトが抱きかかえているうちにマニエリは目を覚まし、アルトに痣を癒す能力があると証明されるんです。
マニエリはコノエたちによって修道院に死んだと伝えられ、エルヴァの住む覡小屋で療養することに。
アルトはマニエリに付きっきりで、エルヴァと以前のように触れ合う時間は極端に減り…
エルヴァはある日アルトに愛される夢を見ます。
ですが突如手には墨痣が広がり、東で死んだかつての親友から、アルトに愛されることを責められるエルヴァ。
目を覚ましてもエルヴァは自分の欲深さに罪の意識を持ってしまう。
アルトを想うほどに、罪悪感が募ってしまうんです。
そんな時、修道院から大巫女様が来訪し…!?
エルヴァと2人で外で話がしたいと言う大巫女様は…
大巫女様に責められ、エルヴァは!?

大巫女様はエルヴァのことが気になっていたと話し始め…
以前アルトを探しに村を離れたことを咎めるんです。
そしてエルヴァを殴りつけ、首元の跡を指摘します。
それはアルトがつけたキスマークだったんですよね。
大巫女様は
「皆が毅然と闘っている最中 あなたは覡を穢し 神に背いている」
そう言ってエルヴァを殴り続けます。
その手をエルヴァはふいに掴み、「目が覚めた」と言って大巫女様に反抗する。
今まで大巫女様の存在はエルヴァにとって怖いもので、その教義や信念を正しいと思ってきたんですよね。
少年の頃に植え付けられた洗脳のようなものですよね…
でもそれが異常だと気付いたエルヴァ。
「アルトのよこすものに悪いもんはねぇ」
そう言って大巫女様の言葉をはねのけるんです。

アルトとの生活を送るうちに、何が正しいのか、何が大切なものなのかが分かるようになったんですよね!
そこに駆けつけたアルトだったんですが、エルヴァは手出しをしないようアルトを制します。
大巫女様に徹底的に反抗する態度を見せたエルヴァを見て、大巫女様はその場を一時退散することに。
服が汚れたと言って着替えるエルヴァは、以前アルトが買ってくれた大人の装いを着用します。
今まで子供の衣装を着ていたのは、他の覡が子供のまま死んでいく中、自分だけ大人になる事に罪悪感を感じていたからなんです。
アルトと抱き合うことで満たされていく心にさえも罪悪感を感じていたと言うエルヴァに、アルトはそんなことない、と告げる。
その頃大巫女様は領主シヨンの元へ訪れ、エルヴァの事を話していた。
エルヴァがアルトとただならぬ関係だということを伝え、あの二人を引き離してほしいとシヨンに提言するんです。
それから数日経ち、アルトのおかげでマニエリは日ごとに元気になっていく。
四六時中マニエリの側にいるアルトに、エルヴァは次第に不満を募らせていき…?
そして修道院では新しい花付きが現れないことを問題視した大巫女様が動きだしていた…
マニエリが死んだのなら新しい花付きが出てもおかしくないはずなのに、一行に現れる気配がないことに、親が隠しているのではないかと捜索に出るんです。

でも真相は、花付きが出ないのはマニエリが生きているからなんですよね…!
シヨンにその捜索の協力を仰ぐのですが、その代わりエルヴァとアルトを引き離すという件は保留にしてほしいとシヨンは伝える。
そしてシヨンは妻・ニナの元を訪れる。
ニナは産まれたばかりの娘・ヒルダに子守唄を聞かせており、シヨンはヒルダもニナと同じことができるのかと訊ねます。
同じこと、というのは…眼球を全て黒くして見せるニナ。
これは「夜明けの唄」1巻と2巻に登場した黒海に体を乗っ取られた囚人の男が見せた目と同じなんですよね!
ニナの正体はいったい!?

黒海に乗っ取られた人物なのでしょうか…
すごく気になる展開です。
そしてマニエリに付きっきりのアルトに、エルヴァはとうとう不満が爆発したようで…
ある日マニエリにきつくあたってしまったエルヴァはそのまま家を飛び出してしまう。
追いかけようとしたアルトをマニエリは引き止め、罪悪感なんかを感じているくせにやきもちを焼いているんだとエルヴァを非難します。
自分だったら全力で誰かを愛したい、生きてるのに自分はまるで幽霊みたいだとさみしさを吐露するマニエリ。
エルヴァはマイナスな感情を表に出せない人だったけど、少しずつ変わっているのだとアルトはマニエリに説明します。
そして外で寂しそうにうずくまるエルヴァにアルトは声をかける。
外の世界があると知り、大巫女に反抗し、いろいろな事が重なりあって混乱している様子のエルヴァ。
そしてマニエリにアルトを独占されていることに我慢がならないエルヴァは
「お前は…俺のだ…!」
と泣きながら縋りつくんです。
そんな嫉妬心をあらわにするエルヴァにアルトは興奮し、キスをする。
「オレはエルヴァ様のものですよ」
そう言ってエルヴァの求めに応えるんです。
「夜明けの唄」3巻の続きは?ドラマCDも大好評発売中!
「夜明けの唄」3巻には東の覡も少し登場していました。
東の覡は双子で、一人は何かを見る能力がある様子。
それは未来なのか!?
そして少しずつ明かされる真実。
それと同時にまた新たな謎が浮上してきて、「夜明けの唄」3巻は今回も内容がぎっしり詰まった1冊でした!
エルヴァの過去話はかなりせつないものでしたね…
自分を見ていないおかしな女性を母親だと言ってしまったことに、みじめさを感じるエルヴァの心情がツライ。
でもそんなエルヴァをすべて包み込もうとするアルトが男らしくて!

なんでこんなにもイイ男に育ったんだ、アルト…ステキすぎるだろ…!
そしてキスより先に進んだ2人。
でも体を繋げるまではしてないんですよね!
めちゃくちゃじれったいです!
ユノイチカ先生に焦らされてる感ある!(笑)

今後ちゃんと最後まで体をつなげられたらいいな…期待しちゃう…
でもエルヴァの家にはマニエリがやってきたし、2人きりになれることはこの先あるのか不安も感じます。
大巫女はアルトとエルヴァを引き裂こうとしているし!
そして「夜明けの唄」3巻で一番衝撃的だったのは外の世界のことですよね!
「夜明けの唄」は中世の設定なのかと思いきや、実は技術が発展している現代設定だったんですよね。
アルトたちが住む島だけが時代に取り残されているだなんて…
かなりゾッとしますよね。
領主は何を目的にそんなことをしているのか?
そしてシヨンの妻・ニナの正体も気になる!
ニナの目を見る限り、ニナの正体は黒海に乗っ取られた人物?
ニナはアルトの父親と知り合いだって言ってたし…
考察すると、もしやアルトの父親は黒海に乗っ取られた人物!?
だとすると覡への治癒力は一体何なのか…
考察苦手だからあまり難しいことは予測できませんが(笑)
あ~!!とにかく続きが気になります!!
そして「夜明けの唄」はドラマCDも大好評発売中です!
ドラマCDの声優キャストはコチラです。
- アルト:内田雄馬
- エルヴァ:河西健吾
めちゃくちゃ豪華な声優キャストです!!
でもまだドラマCDは1までしか出ていないので…
続きもぜひドラマCD化してほしいですよね!
こちらも期待して待っています♪
「夜明けの唄」3巻の続きも、また読み次第感想&ネタバレを書いていきますね!
考察は苦手な私ですが、考察もしていきたいと思います!
よろしくお願いします♪

